ストレリチア秘話No.881 ストレリチア栽培の特殊性(難しさといってもよいかも)
「秘話 No.879」にて、「情報は生のままでは役に立ちません」と書きました。情報は、そのままでは単なる情報に過ぎません。それを実際に経験し、確認し、時には修正して、初めて学習が完了するのです。 ところがストレリチア...
「秘話 No.879」にて、「情報は生のままでは役に立ちません」と書きました。情報は、そのままでは単なる情報に過ぎません。それを実際に経験し、確認し、時には修正して、初めて学習が完了するのです。 ところがストレリチア...
今は真夏の7月でストレリチアは生育盛んな季節です。それでも株の年齢によって一日に育つ長さに差があります。成株で5mm若い苗では10mmも伸びますが、発芽したばかりの幼苗は力がなくて2mmがやっとです。それなのに寒い冬では...
真夏の水やりの大切な季節です。私は外の置き場の一角に出したジャンセアに毎日のように常識を越えた量の水やりのテストを繰り返しています。私の栽培技術で、一番、身についていないのが水やりだと思っているからです。 この「秘話...
夏は毎日、30°Cを越える暑さが続きます。気象庁は毎日のように警報を出して、熱中症の危険を知らせます。その影響でしょうか、 「ストレリチアは、この暑さで大丈夫でしょうか」 との質問が寄せられます。実はストレリチアは平気...
ストレリチアが私に生命力を伝えてくれると前章に書きました。でも、全部のストレリチアが揃ってそうだというわけではありません。一株、一株が違う個性を持っているのです。 振るい付きたいほどの魅力に満ちた株もあれば、こんなのは...
私は毎日、栽培場のストレリチアに逢いに行きます。仕事や義務としてではありません。ストレリチアと対面しただけで喜びが感じられるからです。 「お前も生きているか!俺も生きている!」とのメッセージのやりとりが目的なんです。...
同じストレリチアでも葉のあるレギーネと葉のないジャンセアでは、これでも同じストレリチアなのかと思うくらい違います。私は長い間のレギーネ相手の時代から、途中でジャンセアも加わって現在に至っています。その間、徐々に高齢化が...
ストレリチア新品種の作出は遺伝子の組み合わせの最良を選ぼうとするのですからクジ引きに似ています。となると、基になる数が多いほど確率が高くなるのです。私の所では少ない年で数十、多いときで数百程度しかできていませんが。望みは...
今までには存在しなかったストレチアを創り出す、これはストレリチア栽培としては最高の境地でしょう。私の育種家としての仕事なのですが、一般の人が、やれないことではありません。その内容の難しさを知って行えば良いのです。 今...
2024年6月下旬、雨が続いたためにストレリチアの新芽が柔らかく、色も極く薄いで伸びすぎています。中には自分の重みに耐えられず、曲ってしまうのも出てくるほどです。 こんな現象は、ここ2、3年来のことで、今まで、こんな...