ストレリチア秘話No.528 なぜ?ストレリチアの花の苞の赤色を望む
私のストレリチア品種改良の目標の一つに「苞を、もっと紅く、鮮やかに」があります。 いったい、なぜ、こんなにも紅い色にこだわるのでしょうか。ただ、単に私だけの好みがさせているのか?それとも、まだ、ほかに隠され...
私のストレリチア品種改良の目標の一つに「苞を、もっと紅く、鮮やかに」があります。 いったい、なぜ、こんなにも紅い色にこだわるのでしょうか。ただ、単に私だけの好みがさせているのか?それとも、まだ、ほかに隠され...
ストレリチアの花はさまざまな色彩で構成されています。萼片のオレンジ色(黄色も)、苞の紅色と緑色、花弁の青紫色が基本となるでしょう。私たちは、ふだん、狭い所でしか花をを見ていませんが、自生地の、だだっぴろい草原に立つと、...
箸にも棒にもかからない強情なストレリチアもあります。日に当てても、肥料に気を配ってやっても、頑として、何年たっても花を咲かせてくれません。 「俺は、自分の生きたいようにしているんだ。お前さんの思うようになってたまるか...
我が国、日本の一年は四季に分れますが、ストレリチアにとって一年は、自生地や他の国での亜熱帯や各地のハウス栽培では二季であり、暖地の自然栽培では三季となります。 二季の栽培では、晩春、夏、初秋は生長期であって、花はわずか...
ストレリチアは見た目と本性が少々、違うように思えます。一見した限りでは、カチカチの硬い体で温帯の柔らかい風土には異国情緒を感じさせ、性質も、鈍感、鈍重で頑固です。 でも、それでいながら、故郷を離れて異国へ来ても、立派...
別に威張るつもりはありません。得意になっているわけでもありません。気がついたらそうなっていただけのことです。私の周囲はストレリチアの名花だらけで、いつも、満足を与えてくれる花々に囲まれて暮らしています。でも、時には、実...
ストレリチアの栽培は、時として間違いを生みます。これは栽培技術が手品のように熟練を要する難しさではなく、感覚の違いによる誤解から来ることが多いようです。私たち日本人は、東アジアモンスーン地帯に生まれ育っていますから、雨...
前の章でストレリチアの地植えの間隔について述べました。その誤りの元は将来のストレリチアの姿が想定できていなかったことにあると思っています。今回は鉢植えを取り上げてみましょう。 ストレリチアに限らず、植物を鉢に植えるに...
ストレリチアの鉢植えは移動自由ですから間隔は問題になりませんが、地植えの場合は大問題です。なにしろ、一度植えたら最期、問題が起きたからといっても、掘り上げ、移植は簡単ではないからです 私は、約30年前、或る観光摘み園に...
ストレリチア愛好家の大部分は一人前の成株しか扱っていませんから、ストレリチアとは、こういうものだ、という一定の観念を持っています。ところが私のように小さな苗も同時に育てている側は、小苗と成株は、同じストレリチアでも扱い...