ここでは、そんな難しい事は扱いません。ストレリチアを長く扱ってると起きる出来事です。選り抜きのストレリチアだけを揃えて持っていたいとは誰しも望むことですが、なかなか、そうもいかず、残りものが出てしまうことが多いのです。
私の栽培場でも例がないわけではありません。選抜後の良くないものは、直ぐに捨てられてしまいますが、捨てるに忍びない優良種は邪魔にならない場所に、半ば捨てづくりのような扱いで残されています。
中には優良種でありながらものの変化、ひ弱なもので投げ出されるのもありますから満更でもありません。でも、全部が無駄になるわけではありません。時には驚く程、よく出来て一人前扱いなったり、そこまで良くなくても、もらい手が出てきたりもするのです。つまり、結果として働いてくれることもあるのです。仮に、もらい手ができても、優秀品種だけしか持っていなかったら困ってしまうでしょう。まさか、値打ちの分らない人に優れた品を提供するわけにはゆきません。このような時に活かせる品を持っていると便利なのです。私の所では、こんなことがよく起きるのです。例え、優秀品種だけを集めていても、順序が生まれたり、好き嫌いだっておきることもあるでしょう。ものを集めていれば当然起きることですから。
