ストレリチア秘話No.396 季節によるストレリチアの表情の差
ストレリチアの花は季節によって品質の差が出ます。晩夏から中秋までに咲く花は、力不足で充実さに欠けます。これは気温が高いために活動の進行が早すぎて、養分の補給が十分に行き届かないからです。寒い季節の花は、このバランスがと...
ストレリチアの花は季節によって品質の差が出ます。晩夏から中秋までに咲く花は、力不足で充実さに欠けます。これは気温が高いために活動の進行が早すぎて、養分の補給が十分に行き届かないからです。寒い季節の花は、このバランスがと...
小さく短い切り花が喜ばれ始めてきている新聞記事によると、短い切り花の需要が殖えてきている、という生花市場関係者の言葉が伝えられています。今まで切り花は長い方が使い易く、価値があり、生産者は、その為に苦労し、規格外のロス...
ストレリチアは鈍重で、一日当たりは、ほんの僅かしか育ちません。そんな、のろまなストレリチアでも、一年のある時期だけは、驚くほどの成長をみせる期間があります。それは真夏の8月半ばから9月の彼岸当たりまでの約一月少々の間だ...
ストレリチアは開発が遅れた花ですから、まだ解明されていない面が数多くあります。そのために具合の悪いことが発生しても、その原因が分からず、その対策が立てられないことが起きてくるのです。今回は、その一つを取り上げてみたいと...
私の栽培場は、以前はガラスの温室でしたが台風の被害に逢い、現在は露地で、冬は霜除け程度、夏は直射日光にさらす自然栽培です。ガラスは紫外線を通しませんから、温室内のストレリチアは伸び伸びと育っていましたが、現在の直射日光...
この章のテーマは「この株は、いったい、レギーネなんですか?それとも、パーヴィフォリアなんですか?それともジャンセアですか?」との疑問が、よく起きるんです。それに対する回答です。 ストレリチア無茎種は植物学上ではレギー...
ストレリチアの花は、鳥の頭を真似た、実に奇妙な形をしています。ファンは、これに魅せられてしまうのですね。いや、一番は人間では無くてサンバードです。花は彼らの食料である蜜を用意して待っていてくれるのですから。自然は、この...
「人類が強大な力を持ったために自然が破壊されている」と、よく言われています。しかし、ここでは、「自然は生かしてくれなかったのに、人類が生かしてくれた」ストレリチアについて語ろうと思います。それは、ドワーフ 矮性ストレリチ...
オレンジ プリンスもゴールド クレストも花茎が長く、多くの花がみな、葉よりも長く突き出ています。切り花として使うにも文句のない形質を備えているのです。ストレリチアがみな、こうなのではなく、花が葉に隠れるほどの短い系統...
草型の小さい矮性種は、すでにあります。ここでいうのは、花、そのものが小さいことを指しています。レギーネを始めとする無茎種ストレリチアの花は、苞の長さ約15cmで、大きなアレンジメントにも十分に使えるので、重宝されていま...