ストレリチア秘話No.801 ストレリチア花弁の青紫色はサンバードへのネクターガイド
毎日のようにストレリチアを眺めていますと、新しく気がつくものもあれば、今まで何気なく見ていたことが改めて深く理解出来ることもあります。その一つが、この花弁の青紫色です。 この花弁の元に蜜が蓄えられていて、それを目指し...
毎日のようにストレリチアを眺めていますと、新しく気がつくものもあれば、今まで何気なく見ていたことが改めて深く理解出来ることもあります。その一つが、この花弁の青紫色です。 この花弁の元に蜜が蓄えられていて、それを目指し...
「秘話 800号」を記念してストレリチアの特殊な性質の一つを探ってみましょう。 ストレリチアは鈍感だといわれますが、感じていないわけでなく、反応が遅れるだけなのです。初夏になると気温が上がり、雑草が繁茂し始めますが、...
ストレリチア栽培の末端の作業はさておいて、最も基本的な事柄に目を向けてみようとするのが、この章のテーマです。 植物は自分の生まれ育ったというか、発生した地域の環境を身につけていますが、それを極端にいえば、「その環境、...
これは大して役に立たない、ただの世間話です。ストレリチアの大きさも様々ですか、今まで知られている最大は、東ケープ州イーストロンドンの公園に植えられているレギーネで高さ3mとのことでした。私が見た時は数十株にも分れた大株...
現状では元々の原種よりは人工交配種のほうが断然多くなっています。南アフリカで栽培されているストレリチアの大部分は、まだ原種を株分けしたものが多いのですが、海外では殆どが種子で殖された人工交配種で数で言えば相当な割合にな...
花は花粉を受け取って種子を作るための器官ですから授粉してしまえば役目を果たしたことになります。作業が済めば、さっさと閉じてしまいます。 花を長く鑑賞しようと思うなら受粉しないよう手配りが必要です。ストレリチアの花はサンバ...
「ストレリチアって何輪、開花しますか」とは、よく聞かれますが、特定の数はありませんので困ってしまいます。その株の栄養状態で決まることですから、一定の数があるわけではないのです。 最低は三輪くらいでしょうが、最高は私の記...
暑い季節には、余り起きませんが、秋から初冬へかけて長雨が続くとストレリチアの花弁(萼片)にシミが入ることがあります。大気中の湿度が高くなりすぎた為に起きる現象です。 ハウス栽培で起きることですから、換気をすれば防ぐこ...
ジャンセアの花が一番、美しく見えるのは夕方、特に夕焼け時です。ストレリチアの花のオレンジ色が赤っぽく見えるのです。ジャンセアの花は、こんなに赤かったのかと改めて見直すほどの驚きを与えてくれます。 ストレリチアの花のオレ...
ストレリチアの花も、くわしく観察すると、色は別として形だけでも、いろいろと違いがあることに気づきます。私のような育種家にとっては重要な部分だからなのです。それは肩というか、首と言うか、未だ正式名称がついていない部分です...