ストレリチア秘話No.273 ストレリチア 寒害の狭間

 我が国では南西諸島を除いた地域でストレリチアを枯らす原因のトップが寒害です。  しかし、不思議にも寒い筈の寒冷地では大きな問題とはなりません。元々、栽培量がすくないこともありますが、寒さに対しての感覚がしっかりしていて...

ストレリチア秘話No.272 ストレリチア 切り花価格の推移

 戦後の混乱が収まり、経済成長が始りかけた頃です。 ハワイからストレリチアの切り花が東京に空輸されてきて、 1本が500円で取引され、大きな話題となりました。 サラリーマンの初任給が1万円足らずの時代ですから、 現在の貨...

ストレリチア秘話No.270 頑固なジャンセアの改良

 強健さが取柄のストレリチア。その反面、どうにも手をやく頑固さを持っている代表がジャンセアです。 寒さを始め、障害に強いのが取り柄ですが、成育に掛かる年数はレギーネの5割増し以上、花立ち本数も少ないのが欠点です。  植物...

ストレリチア秘話No.268 変異の王者 パーヴィフォリア

 ストレリチアも大型の有茎種は、それぞれの種の中では個体差は、あまり認められないようです。ところが小柄な無茎種では、どの種も変異が多く、中でもパーヴィフォリアは特別、多く、 一株、一株が違うほど個性的なのです。これは、こ...

ストレリチア秘話No.267 ストレリチアの移り変わり

 ストレリチアも栽培期間が長くなるにつれ、様々な変化が生じてきています。先ず、花色がオレンジ色から黄色に移ると、花だけでなく、外見や強健さも変わってきました。オレンジ系は相変わらず、先祖代々からのたくましい強健さを外見の...

ストレリチア秘話No.265 将来の使われ方

 ストレリチアは現在では、原産地の南アフリカばかりでなく、カリフォルニアでも日本でも、 或いは他の国々でも、公共施設を始め、様々な場所に植えられ、その特色が利用されてきています。しかし、よく見ると、殆どがレギーネでジャン...

ストレリチア秘話No.264 ストレリチアと雑草 

 一般の花栽培と同じでストレリチアも雑草には悩まされます。鉢植えでは、簡単に引き抜ける草はともかく、 カタバミやニラのように、はびこってしまうと、植え替え時でないと除去出来ない草は困ってしまいます。それでも、まだ若い内に...