ストレリチア秘話No.154 ストレリチアは頑固な植物です
切り花栽培農家は、暮れ、年末の出荷に間に合うよう花の栽培に苦労します。正月を控えた年末は、切り花価格が高いからです。ストック、キンギョソウ、ポピーなどの草花は、種子をまく季節によって開花時期が変動します。アイリス、フリ...
切り花栽培農家は、暮れ、年末の出荷に間に合うよう花の栽培に苦労します。正月を控えた年末は、切り花価格が高いからです。ストック、キンギョソウ、ポピーなどの草花は、種子をまく季節によって開花時期が変動します。アイリス、フリ...
ストレリチアの地植えでは。その土地特有の土質に植えられます。粘土質の土地では、根は、そう深くは伸びません。土も硬く、湿り気も多いからです。根は横に張ります。砂質壌土や砂地では、根は地中深く伸びていきます。海浜植物と同じ...
ストレリチアの大型種、有茎種、の葉は長く、大きいのが特徴ですが、自然状態では生まれたままの、無傷なものはありません。どの葉も皆、中心へ向かって、ズダズダに切れ込んでいます。傷だらけの姿に見えなくもないのですが、ストレリ...
言葉は時代と共に変化していきます。ストレリチアも例外ではありません。時の流れから逃れることは出来ないようです。私は年間を通して大勢のお客さんを相手にしている関係で、否応なく、ストレリチアの名称に関わっています。 属名...
ストレリチア栽培上「水やり」についての質問が多くあります。 これが、なかなかの難問で、説明しても、納得してもらうのに骨折ります。一番の急所はストレリチアの性質に沿うことです。 自生地の環境では、極端な乾、湿の繰り返...
ストレリチアの入手に当たって留意しなければならないことはいくつもありますが、順位を付けるとすれば、その第一は「葉姿」です。切り花栽培なら兎も角、鑑賞用では、いくら花がすぐれていても、姿が乱れていては失格です。人間でいえ...
2022年の夏は、また別な観察を続けています。こんどは「ジャンセア ゴールド3代目」の有望株です。ジャンセアは生長過程では、葉の大きさが次々に小さくなり、成熟すると本来の姿に固定します。私が狙いを付けている株は、丁度、...
No.141で「ストレリチアに会いに行って、眺めていればいいんですよ」と書いて終えましたが、これでは不十分だと気がつきました。 「何を眺めるのか、ボンヤリ見ているだけでよいのか?」 に答えていなかったのです。私は何とは...
植物のコミュニケートには、花の咲き方でも出会いました。レギーネの黄色種「ゴールド クレスト」の片親 「ゴールド A」が、良く殖えてきたので、掘り上げ、株分けして3カ所に植えました。その後、しばらくして花の咲き方に違いが...
この鉢によって違うストレリチアの種子の発芽の仕方の原因は、環境条件の差では無く、種子の個体差でもない、となると、一体、何がそうさせているのでしょうか。そこで私は以前、南アフリカで起きた或る事件を思い出しました。 乾燥...