ストレリチア秘話No.262 ストレリチアと様々な技術
第二回のストレリチア自生地調査の時でした。ポートエリザベス大学植物学教室のファン ダ フェンター教授を訪れました。そこで教授は、ニヤニヤ笑いながら、つまり、あまり、真面目なようすではなく、広口の瓶に水栽培されたストレリ...
第二回のストレリチア自生地調査の時でした。ポートエリザベス大学植物学教室のファン ダ フェンター教授を訪れました。そこで教授は、ニヤニヤ笑いながら、つまり、あまり、真面目なようすではなく、広口の瓶に水栽培されたストレリ...
ストレリチアを南アフリカから文明世界へ初めて紹介したのは、キューガーデンの監理者、バンクス卿によって派遣された、フランシス マッソンでした。ストレリチアを採集したのは、アフリカに慣れてきた第二回の時とされています。 ...
現在、一月中旬、我が家のストレリチアの野外、露地栽培場では、寒波に襲われて開花寸前の蕾が霜にやられて首を垂れています。だけど、株自体は何の損傷もなく、元気そうなので大きな被害を受けた様子はありません。やられたのは開花直...
ストレリチアの栽培相談で、ある娘さんが告げました。 「うちの母は、ストレリチアに毎日、水をやらないと気がすまないんです」 と。又、別の人は、驚いたように言いました。 「え!ストレリチアは夏は外へ出すんですか?わたしは一...
私は子供の頃から、ずっと猫を飼ってきました。その後、番犬として犬を飼うようになりましたが、どうしても猫のようにはゆかなくて困りました。後になって気がついたのです。猫は、お互いが気の向いたときだけの付き合いで良いのに対し...
もう十年以上も前になりますが、南アフリカから、 「ストレリチアの昔からの自生地が次々に消えています。この勢いは止まりそうもありません」 との便りがありました。いつかは、そうなるだろうとは思っていたのですが、意外と早くや...
太古の昔からストレリチアの進化は自然によって行われてきました。それを近年になって人類が手がけるようになり、現在も進行中です。 私は、7回に及ぶ南アフリカの自生地調査で新しく誕生したストレリチアの小苗を見たのは、わずか...
ストレリチア栽培で一番の被害は凍らせてしまうことです。でも、くわしくみると、部位によって差があります。真っ先にやられるのが開花直前の蕾です。首の柔らかい部分が凍ってうなだれてしまいます。勿論、苞の中の花びらや花粉も死ん...
植物栽培の指導書は数多く出回っています。そこで必ず、といってよいほど鉢植えのやり方が述べられています。曰く、 「水はけがよくないと根ぐされを起こしますから、鉢の底に水が溜まらないように鉢ガラや小石、大粒の土などを敷いて...
私の所では鉢植えには、レギーネは赤玉土に腐葉土、パーヴィフォリアやジャンセアには軽石を使っています。両者共に長所、短所があるので使い分けているのです。赤玉土は生育上は文句ないのですが、例え、中粒を使っても、やがて崩れて...