ストレリチア秘話No.222 建設残土は大きな障害となる
都市部にてストレリチアの地植え栽培が盛んになるのは目に見えています。ストレリチアは現代の都市空間にはぴったりの姿をしていますから、誰でも植えたくなるのは間違いありません。 それに近頃の都市部は大きな建物が並び、人口も多...
都市部にてストレリチアの地植え栽培が盛んになるのは目に見えています。ストレリチアは現代の都市空間にはぴったりの姿をしていますから、誰でも植えたくなるのは間違いありません。 それに近頃の都市部は大きな建物が並び、人口も多...
研究者というのは変人で、一般の人から見ると、「役にも立たないそんなことを、 なぜ、一生懸命にやっているのか?」 と思われることを、平気で続けている人種です。 でも、私に言わせれば、 「現実の栽培上、こうしなければならな...
ストレリチアの自生地、南アフリカを訪れるようになった初めの頃の私は、ストレリチアは荒れ果てた原始からの土地に生きている、と思っていました。事実、そう見えていたのですから仕方ありません。ところが何回も通っているうち、植物...
前の章、 の No. 218 で、 私は、ストレリチアには土壌の好みはなく、どんな土壌にも適応する、と述べましたが、 少々、 早とちりでした。 正確に言えば、 どうにもならない悪い土もあったのを思い出したのです。 これ...
ストレリチア自生地の土は、 岩石の崩れた小石まじりで水はけのよい土で、酸度は中性が多いようで、取り立てて変わった特別な土壌ではありません。 このことから言えるのは、ストレリチアには土壌の好みはなく、どんな土でも適応する...
前の章 NO 216 でストレリチア生育の第一条件は日光であると述べましたが、これには補足する必要がありました。ストレリチアにとって日光がどうしても必要なのは成長期の約半年であって、 後の半年は成長を止めて休んでいます...
先日、ストレリチアの栽培相談に見えたお客さんがありました。私の所では珍しいことではありません。話を聞きますと、以前、手に入れたストレリチアが、一生懸命、面倒を見たにも拘わらず、息も絶え絶えで枯れかけている、とのことです...
私のストレリチアの品種改良はレギーネから始まって、ジャンセア、パーヴィフォリアと進んできました。その結果、ストレリチアとは、こういうもの、との固定観念が出来てしまっていたのではないかと反省しています。 実は、今、これ...
鉢植えのストレリチアは開花株で2~3年で植え替えの時期が巡ってきます。小さな苗は、もっと短期間になりますが、誰でもがやるわけではないでしょう。鉢を抜いて、そのまま根をさわることなく、次の大きな鉢にゆるめるだけなら、根を...
ストレリチアは年間、10ヵ月にも亘って分散して開花します。ちょっと考えると花芽が顔を出すのも、それに合わせて分散しているのか、思われますが、実は、そうではないのです。 花芽の、ごく早いのは7月から出てきますが、大部分...