ストレリチア秘話No.101 ストレリチア 最前線 その2

 次は矮性種です。これが一番、容易ではない仕事でしょう。元々、数が少ないのに殖やすのがたいへんなのです。花を咲かせるだけでも養分を消耗させてしまうのに、その上、種子をつけさせれば、息も絶え絶え、枯れてしまう恐れも出てしま...

ストレリチア秘話No.100 ストレリチア 最前線 その1

 ここに書かれていることは、ストレリチア研究の最前線、トップ レベルの評論でして、販売のためのコメントではありません。これが実現して広まるのは何年も先のことです  まず、レギーネは、オレンジ色も、黄色種も、改良は限界に近...

ストレリチア秘話No.99 ストレリチアと特許権、著作権

 特許権は発明家の苦労に報いるために生まれた制度ですが、植物も同じに扱うべきである、との考え方で、徐々に整備されるようになってきてはいますが、植物がもつ独特さのために、なかなか、うまく機能しないのが実情です。オランダでは...

ストレリチア秘話No.98 ストレリチアは鎧を着ている 

 私の所では、ストレリチアは、軒下、ベランダ、はたまた通路に至るまで、所狭しと置かれています。このために、台風や冬の西風を受けると、ただでは済みません。吹き飛ばされて、転がってしまうのは、いつものことです。それでも、そこ...

ストレリチア秘話No.97 ストレリチアと季節への反応 

 植物は季節によって成長と休止を繰り返します。しかし、ストレリチアは、この反応がずれて、遅れて起きているように思えるのです。まず、春、四月、普通の植物は、そろそろ生長を開始します。それなのにストレリチアは、まだ、冬を引き...

ストレリチア秘話No.96 ストレリチアと雨 

 これは、そう大事なことではありませんが、知って置いた方が良いことです。なにしろ、ストレリチアは正しい情報が、なかなか伝わらず、おかしなことがまかり通ることがありますから、迷惑なことを持ち込まれた時の予防でもあります。 ...

ストレリチア秘話No.95 二重の気候感覚を持ちたい 

 私たちは、暑さ、寒さ、そのほか、様々な環境への感覚を身につけています。これは生きていくための当然のことですが、ストレリチア栽培家としては、ストレリチアがどう感じているか、の感覚も身につけたいと考えています。  例えば、...