ストレリチア秘話No.104 質素な、素朴なストレリチア栽培を目指す その3
これで十分、やっていける、と思いきや、次の年、2020年の冬、私の至らなさを思い知らされることになりました。最初の年の成功に安心した私は、少々、手を抜いても大丈夫だろうと思い始めたのです。そこでやったのは、35坪のハウ...
これで十分、やっていける、と思いきや、次の年、2020年の冬、私の至らなさを思い知らされることになりました。最初の年の成功に安心した私は、少々、手を抜いても大丈夫だろうと思い始めたのです。そこでやったのは、35坪のハウ...
台風15号の被害は、私に得がたい教訓を与えてくれました。それは、風速50mを超える強風に耐えられる園芸施設はない、ということでした。施設を再建しても、また、襲ってくるであろう次の災害は防げないのです。 翻って、ストレ...
私の栽培場は、4年前、2019年の台風15号のために、ガラス温室が飛ばされる被害を受けました。以来、新しい施設は作らず、最低限、素朴な対応でのストレリチアを目指しています。ストレリチアの栽培を初めてから、ずっと、ストレ...
次は矮性種です。これが一番、容易ではない仕事でしょう。元々、数が少ないのに殖やすのがたいへんなのです。花を咲かせるだけでも養分を消耗させてしまうのに、その上、種子をつけさせれば、息も絶え絶え、枯れてしまう恐れも出てしま...
ここに書かれていることは、ストレリチア研究の最前線、トップ レベルの評論でして、販売のためのコメントではありません。これが実現して広まるのは何年も先のことです まず、レギーネは、オレンジ色も、黄色種も、改良は限界に近...
特許権は発明家の苦労に報いるために生まれた制度ですが、植物も同じに扱うべきである、との考え方で、徐々に整備されるようになってきてはいますが、植物がもつ独特さのために、なかなか、うまく機能しないのが実情です。オランダでは...
私の所では、ストレリチアは、軒下、ベランダ、はたまた通路に至るまで、所狭しと置かれています。このために、台風や冬の西風を受けると、ただでは済みません。吹き飛ばされて、転がってしまうのは、いつものことです。それでも、そこ...
植物は季節によって成長と休止を繰り返します。しかし、ストレリチアは、この反応がずれて、遅れて起きているように思えるのです。まず、春、四月、普通の植物は、そろそろ生長を開始します。それなのにストレリチアは、まだ、冬を引き...
これは、そう大事なことではありませんが、知って置いた方が良いことです。なにしろ、ストレリチアは正しい情報が、なかなか伝わらず、おかしなことがまかり通ることがありますから、迷惑なことを持ち込まれた時の予防でもあります。 ...
私たちは、暑さ、寒さ、そのほか、様々な環境への感覚を身につけています。これは生きていくための当然のことですが、ストレリチア栽培家としては、ストレリチアがどう感じているか、の感覚も身につけたいと考えています。 例えば、...