ストレリチア秘話No.340 二極化しつつあるストレリチア

 今まで「ストレリチア」と総称して、ひっくるめて表現してきましたが、そのままでは誤解が生じてしまうほどの広がりが出てきているように感じています。花は種によって生産体制も、種内のレベルの格差の違いも様々です。ストレリチアに...

ストレリチア秘話No.339 ストレリチア「運不運」

 園芸植物の歴史を読んでいて驚きました。ストレリチアを初めて文明世界のヨーロッパへ持ってきたのは、ロンドンキューガーデンのバンクスから派遣されたフランシスマッソンであることを前にのべましたが、実は、もっと早く送った人物が...

ストレリチア秘話No.337 分散の妙 ストレリチア栽培

 2023 年の冬は「10年ぶりの寒さ」と天気予報が伝えていました。人は家の中にいるのですから、少々、寒いかな、程度で過ぎたのに、植物は、まともに被害を受けました。家の軒下に置いてあったストレリチアの花芽が凍ってしまった...

ストレリチア秘話No.334 花の特徴は花以外の部分にも現れる

 ストレリチアで一番、目立つのは花です。その中でも際立っているのが、花弁(実は萼)と苞の色彩です。  花弁がオレンジ色の花は目立った変化はありませんが、黄色種は特別です。花弁の黄色が苞の下部にも現われることが多く起きます...