ストレリチア秘話No.352 ストレリチアの形質は系統により差がある
一口にストレリチアは強健であり、成育に年数かかる、などと言われますが、これは全体をひっくるめた言い方であって、詳しく見れば、1株、1株に僅かながらも違いがあります。 これが集団となった系統ではハッキリとした個性となって...
一口にストレリチアは強健であり、成育に年数かかる、などと言われますが、これは全体をひっくるめた言い方であって、詳しく見れば、1株、1株に僅かながらも違いがあります。 これが集団となった系統ではハッキリとした個性となって...
これは学術上の確たる証拠を確かめた話ではありません。ストレリチア種子の発芽に苦労する私の苦しまぎれの「たわごと」と思って下さい。 2023年7月12日。今回は種子が少なく、わずか60粒で1鉢に播きました。ストレリチア...
ストレリチアは敏感に反応してくれません。鈍感で成長が遅く、何をやっても、すぐには反応してくれないのです。育つ速さは、一番、盛んな夏でも、一日に5m程度で冬には1mm以下しか育ちません。毎日、眺めていても育っているのか、ど...
私の生涯のテーマは「ストレリチアとは、いったい、どんな植物なのか」を追求することにあります。勿論、そう簡単なことではありませんし、また、結論が単純なものではないことは承知しているつもりです。それが、ここのところへきて、...
私の栽培場は、以前はガラスの温室でしたが台風の被害に逢い、現在は露地で、冬は霜除け程度、夏は直射日光にさらす自然栽培です。ガラスは紫外線を通しませんから、温室内のストレリチアは伸び伸びと育っていましたが、現在の直射日光...
ストレリチアの栽培は楽で、手が掛からないのが特徴なのですが、それでも時によっては困ってしまうこと事も起きます。これは、まあ、仕方ないことでしょう。ストレリチアの鉢植えは2年毎の植え替えが良いのですが、それでも、うっかり...
2022年12月のことでした。ジャンセアゴールド実生株の集団の中の一株から花芽が顔を出してきました。この系統は遅咲きが珍しくありませんから、少しも不思議はありませんが、よく見ると草型が、やや小柄な矮性なので、これは面白...
ストレリチアの開花期は長く、8月半ばから翌年の6月半ばまで10ヶ月間も続きます。 早咲きは、まだ暑さの残る季節なので需要は少ないのですが、5月、6月の遅咲きは貴重です。長い間、僅かな数しかありませんでしたが、ここの所...
春はストレリチアの植え替えの季節です。先ず、鉢を横に倒してゴムのハンマーで軽く叩いて抜きます。普通の栽培であれば2年もすれば根(貯蔵根)が、とぐろを巻いて育っているのが現われます。そこで8号鉢なら下から3cm、9号鉢な...
稲や麦の子供は親そっくりに生まれてきます。これは遺伝が人工的に操作されて「ホモジナイズ」(同一化)されているからです。野菜は「一代雑種」が多く、二代目を自家採種しても、親と同じ性能は発揮できません。一般の植物も親の遺伝...