ストレリチア栽培で一番の問題点は生長に時間が掛かることでした。今まで、どうしょうもないとあきらめていた、この大問題に挑戦することにしました。ストレリチアは生長に時間が掛かるのは当然との常識に育種家として「遺伝」で立ち向かおうと決意したのです。
今まででも高温で栽培すれば苗は早く育つことは分っていました。でも、それは燃料の経費が掛かる技術的な解決法であって、完全な方法ではありません。育種家として、これに遺伝で対処しようと決意したのです。その背景には新品種育成のためのまとまった量の種子が出来てきたことがあります。これを使って今までの常識を越える品種を生み出そうとしているのです
まだ、これからの作業ですから、ここでは詳細を述べるわけには行きませんので進行中の一端を紹介するに止めます。ストレリチアとはこういうものだという固定観念から一歩、踏み出してみたくなったのです。結果は何年後かに発表することになるでしょう。
