ストレリチア秘話No.241 ストレリチアの歴史と将来 

 明治の初年、我が国の近代化に大きな役割を果たした「岩倉使節団」の一行に参加した田中芳男男爵がイギリスのキューガーデンより持ち帰ったストレリチア レギーネが我が国のストレリチア栽培の始まりとされています。以来、第二次世界...

ストレリチア秘話No.240 ストレリチアの処遇 その在りたい姿

 人類と植物との関係は、長い歴史の中で様々な変遷を繰り返してきました。鑑賞用の植物に限っただけでも、江戸時代から現代に至るまで数多くの植物が登場し、脚光を浴びて大流行し、人々は争って手に入れようと奔走しました。しかし、流...

ストレリチア秘話No.237 ストレリチアの捨て作り

 私の住んでいる南房総の海岸地帯には、捨てられたキダチアロエが野生化して群落を作り、それが花を咲かせるようになると見事な景観となり、名物となってしまったのが何カ所もあり、まだ、これからも出来上がる可能性のあるところが少な...

ストレリチア秘話No.236 ジャンセアの花

 ストレリチアの花は、みな同じように見えます。ところが、種(しゅ)が違えば、僅かながらの差があるのです。一本だけ取り出されたのではピンときませんが、何本か、まとまった姿となると、その個性がはっきりと現れます。  ジャンセ...

ストレリチア秘話No.234 サンバードにも好みがある? 

 ストレリチアの研究者とは、どんなつまらないことであっても、そこにストレリチアの謎を解くヒントがあるのではないかと探し回るものです。サンバードは、ストレリチアとは、お互いに助けたり、助けられたりの関係で共に進化してきた仲...

ストレリチア秘話No.233 ストレリチア種子が食用に?

 私が南アフリカ滞在時に読んだストレリチアの解説記事に 「原住民は昔、ストレリチア種子を食用にした」 との解説がありました。ストレリチアの種子は、小豆や大豆と同じで、割ってみると中に澱粉質の胚乳がつまっています。これが発...