ストレリチア秘話No.182 ストレリチア流通の泣き所
世の流通は通信販売が全盛でストレリチアも、その例外ではありません。それなのに当園では原則として通信販売は扱っていません。理由は実物をお客さんの目で確かめてもらいたいからです。一口にストレリチアと言っても、それは千差万別...
世の流通は通信販売が全盛でストレリチアも、その例外ではありません。それなのに当園では原則として通信販売は扱っていません。理由は実物をお客さんの目で確かめてもらいたいからです。一口にストレリチアと言っても、それは千差万別...
今までに交配によって1000本を越えるジャンセアの苗を育ててきました。初めはオレンジで、現在ではゴールドに移ってきていますが、その結果、ジャンセア特有ともいうべき現象に戸惑っています。 交配にあたっては、両親とも典型...
ストレリチアについての人々の好みは様々です。株を販売する立場から見た、お客さんの反応をお話ししてみましょう。ストレリチアの草丈は、高性から矮性にいたるまでの広がりがありますが、一番、多く望まれるのは小柄な系統です。中に...
私は南アフリカの自生地で数多くのストレリチアの育ち方、生き方を見てきました。そこではストレリチアだけが土地を占有している状態を見たことはありません。「プルートの谷」のレギーネや「ユイテンハーグ」のジャンセアは、その地域...
大勢のお客さんを相手にしていますと、 「ストレリチアの小さな苗はありませんか、私は小さな苗から大きく育てるのが好きなんです」 と、こういう人に、時々、出会います。ストレリチアを草花と同じに考えているのです。草花でした...
これは真っ先に取り上げるべき事柄だったでしょうが、つい、遅くなってしまいました。明治初年、田中芳男 男爵によって、ストレリチアは初めて日本に紹介されました。これは記録が定かではありませんが、1871年から1873年にか...
ストレリチア矮性種を発見した経緯です。初めから「矮性種」を作出しようとの考えなどはなく、後から見直したら「矮性種」だった、ということなので、「養成」ではなく、「発見」なのです。 20年も前になりましょうか、ジャンセア...
私はストレリチアの育種家として、今までには、なかったストレリチアの作出を目指しています。 「なぜ、そんなことまでするんですか」 と質問されるでしょう。 「いままでなかったようなストレリチアが出てくれば、新しい分野に...
私の所では、ストレリチアの増殖ばかりをしているわけではありません。廃棄処分も同時にやっています。時々、捨てた、思っていたのに根付いてしまって生きていたのを発見することも珍しくありません。苦笑いしてしまいます。 捨てら...
次に取り上げるのは「超高級品の価格」です。実際に関わる人は多くありませんが、関心だけは誰でも持っている事柄です。まず、このエリートの生まれてくる過程を見てみましょう。それはスポーツによく似ています。甲子園の高校野球が良...