ストレリチア秘話No.196 ストレリチアの変異
ストレリチアの変異については今までにも述べてきましたが、まだまだ、あります。株全体の色合いです。葉の裏、葉柄、花茎が緑色から銀色がかった灰緑色までの広がりです。この色の違いが性能にどう影響するかはわかってはいませんが、...
ストレリチアの変異については今までにも述べてきましたが、まだまだ、あります。株全体の色合いです。葉の裏、葉柄、花茎が緑色から銀色がかった灰緑色までの広がりです。この色の違いが性能にどう影響するかはわかってはいませんが、...
このストレリチア秘話の初めの頃、No19にてストレリチアの寒さに対しての耐性について述べましたが、今回はその続きです。ストレリチアは葉、次いで葉柄はもっとも寒さに強いのですが、実は弱い部分もあるのです。 それは花なの...
私の住んでいる南房総では、十数年に一度ぐらいの割で植物が塩害を受けます。台風の風向きが海からの方角になったとき、海の波しぶきが風に乗って運ばれてきて植物に被害を起こすのです。在来の植生は体制がありますから大した影響はあ...
近頃、人気のあるストレリチア パーヴィフォリアについて、詳しく説明の一端をしてみることにしましょう。 パーヴィフォリアの誕生には二筋のルートがあります。一つはレギーネとジャンセアの交配種です。その特徴は、生育旺盛で、...
ストレリチアは、苗のうち株は1本でも、年数がたつうちに一株が二株に分かれ、またそれが二株にわかれ、と株がふえていきます。やがて、それが10年もすると、賑やかな株立ちになってくるのですが、このころになりますと個性の差がハ...
ストレリチア無茎種には多くの変異が生まれます。草丈だけを取り上げても、2mにも伸びる大柄な系統もあれば、わずか40㎝程度にしかならないコビト種までの広がりがあります。これは、どのような条件の場所に種子が振りまかれても、...
前の章でストレリチアは環境の変化には反応しない、と述べました。言葉を換えれば「鈍感、のんびり、ゆったり」なのです。長日でも、短日でも、暑くても、少々、寒くても、雨が降ろうが降るまいが、そんなことは気にしない、気にしない...
ストレリチアの栽培で花がよく出てくれるか、どうかは大問題です。期待以上にわっと咲いてくれて大喜びすることもあれば、何年たっても咲いてくれない株に腹立たしい思いを抱くこともあります。 現代の生物学の知見によりますと、花...
近頃、パーヴィフォリアと呼ばれるストレリチアに人気が出てきているようです。これはレギーネを見飽きた人々が次のストレリチアを探し求めた際、いきなり葉の無いジャンセアでは違和感を持つらしいのです。植物は葉があるものとの先入...
ある町に50年間、何ら変えること無く栽培を続けているストレリチア農家があります。他にもあることでしょうから例の一つであることでしょう。そこのストレリチアは古い品種で花の見栄えが悪く、花立ちも少ないので収益は低いだろうと...