ストレリチア秘話No.382 ストレリチア?それとも極楽鳥花?
今回は堅苦しさから離れて、気楽な、とりとめも無い話しです。それでいて、ストレリチアから離れようとはしないのですから、背負った「業(ごう)」は、なかなかに深い、と自分でも苦笑いしています。 私の仕事柄、扱う花の名称は、...
今回は堅苦しさから離れて、気楽な、とりとめも無い話しです。それでいて、ストレリチアから離れようとはしないのですから、背負った「業(ごう)」は、なかなかに深い、と自分でも苦笑いしています。 私の仕事柄、扱う花の名称は、...
雨の降り方には二種類あります。しとしとと静かに降り続く日本に多い降り方と、バケツを振りまいたような土砂降りです。我が国では、この両方の降り方が同居しています。静かな雨は詩的情緒があって好まれますが、豪雨は水害を起こすの...
ストレリチアは開発が遅れた花ですから、まだ解明されていない面が数多くあります。そのために具合の悪いことが発生しても、その原因が分からず、その対策が立てられないことが起きてくるのです。今回は、その一つを取り上げてみたいと...
ストレリチアに害を与える害虫は何種類かいます。一番、困るのはカイガラ虫ですが、意外と、ミノ虫の被害もなかなかなものです。季節は秋、夏に育った新しい葉が、気がつくと小さな穴が点々とあけられて、無惨な姿となってしまっている...
ストレリチアの栽培は、大きくは二つに分ける事が出来ます。一は切り花向けの大量栽培で、二は少量の趣味栽培」です。両者共に、スタート時はストレリチアに魅入られて始まりますが、途中から、目的の違いから分かれていきます。私は両...
世界には、どのくらいいますか?との質問を受けることがあります。これは、なかなか難しく、簡単ではありません。南アフリカはストレリチアの本家ですから、或る程度の関わりのある人々は、植物園、各自治体の公園管理者、ナーセリーの...
我が国でのストレリチアの分類上の表現が統一されていないようにみえますので、ここに現代の植物分類学上でのストレリチアを整理してみようと思います。 亜科、亜種、変種は項目だけでいまのところ、存在はありません。また、これら...
生物の遺伝の様子は様々で、ストレリチアには、それなりの独特さがあるようです。ストレリチアの交配、育種が私の主な仕事ですが、近頃はジャンセアの交配が多く、今までのレギーネにはなかった現象にとまどっています。 ジャンセア...
花にも流行があり、はやり、すたれは避けられません。一世を風靡し、猫も子も飛びついて、我が世の春を歌った植物も、流行が去れば、誰も見向きもしなくなり、うち捨てられてゆくのが、この世の習いです。いったい、どうして、こんなこ...
今回も固くて、難しい話題です。しかし、園芸の記事は、栽培の方法ばかりに終始することが多く、それ以上の踏み込みは少ないのが普通ですから、たまにはいいでしょう。 ストレリチアの存在を、あなたは、どう、把握しているでしょう...