前章の続きともいえるテーマです。ストレリチアはピンからキリまであります。その中から、これは素晴らしい、と感激するような名品と出会いたい、出来れば手に入れたい、とは誰しも望みます。ところが、これは簡単なことではありません。
どうしたら出会えるか、から始めましょう。これが手軽に出来るとは思わないで下さい。
それが可能なら、世の中、名品があふれているはずです。まず、情報を集めなければなりません。現代は、真っ先にインターネットに頼るでしょう。ところが、これには難点が2つあります。
その1は、情報の不確かさです。正、誤が同居していて、判定が難しいことです。
その2は、すべての情報がインターネットに集まっているわけではないことです。
私は、つい、最近まで関わろうとしてきませんでしたから事情はわかります。私は、大事な情報を公開したくなかったからです。実は、この隠れたところにこそ、名品が潜んでいることが多いのです。この他、口コミでも、なんでも、手当たりしだいにやって下さい。
そして、最終的には、「百聞は一見にしかず」
この古い格言に従うことです。情報を鵜呑みにしないで、最後は自分の目で確かめて判断を下せば間違いありません。ところが、どうしたことか、「房総半島の南端なんて、遠くて行かれません」
などとの答えが少なくありません。私はあきれます。江戸時代までは、歩くしかなかったのに、日本全国を平気でかけまわる人が少なくなかったというのに、交通機関が何でもある現代にいながら、何という思い違いをしていることかとあきれます。名品は、楽に手に入れようとする人の所へは寄ってくれません。
