ストレリチア秘話No.626 そこまでやるのか?ストレリチアよ!

 秘話 No 625号にてストレリチアが成長点を寒さから守るために、ここまでやっているのかと驚きの目で解説しました。でも、わたしにとって、あれぐらいは、そんなにたいしたこととはいえません。ストレリチアが驚異に満ちた存在であることの証明は、まだまだ、いっぱいあるのです。

 もし、私がストレリチア研究家、育種家語り人として、少しは変わったことがあるとすれば、ストレリチアに対しての感覚が普通ではないことでしょうか。寒さや他の原因でからしてしまったことはあっても、そんなことよりは少々のことでは簡単にはかれないことの方が驚きです。頑固で、なかなか変化してくれないとはいうものの、それは欲張った要求であって、そんなに、やたらに変化しては困ることだってあるのですからほどほどでいいのです。

 私は育種家として遺伝上の変化を期待する立場にありますが、それも可能な範囲内の事柄についてであって無理なことまで望んでいるわけではありません。改良が不可能なことに不満を持つよりは、せっかく改良したのに、一般が、なかなか乗ってくれないことの方が困ることなのです。

 兎に角、私たちの住む環境の中でストレリチアは、良く馴染んでくれていると思っています。