現在、私の栽培場でジャンセアゴールドの初花で、小葉種ながら花首が紅色で、★★★★★星をつけた優秀花が咲いています。私は毎日、この素晴らしい名花と出合うのを楽しみにしています。
ところが、残念ながら眺めているのは私一人だけです。後からの人は私の説明を聞くだけで、実物にお目に掛かるのは簡単ではないでしょう。その後「クリムソンンネック」と命名しました。
ストレリチアも近頃は優秀品種が多くなり、その全部を手元に置くことが難しくなってきています。それでも、見たこともないでは済まされないのがストレリチア愛好家のハイレベルではないでしょうか。それには見て回り、実物と対面すれば良いです。これは簡単ではないでしょうが、持ち主の了解さえ得られれば可能です。ストレリチアの世界も組織化が進めば楽になるでしょうが、今のところ個人でやるしかありません。
美術品の解説者が驚く程の鑑識眼を示してくれますが、それには本物に接するまでの苦労がしのばれます。ストレリチアのキャリアを積もうとすれば、名品に数多く接しなければならないのは当然ではないでしょうか。
