ストレリチア秘話No.799 可能性の追求だろうか?「ンゲバの丘」のストレリチア
言葉の頭に「ん、N」がつく言語をもつ民族は多くないでしょう。私が知るのは南アフリカ北東部に住むズール一族です。長い間、行ってみたいと思いながらも願いが叶わなかった北東部、ズールーランドに近い地域です。レギーネの本場、イ...
言葉の頭に「ん、N」がつく言語をもつ民族は多くないでしょう。私が知るのは南アフリカ北東部に住むズール一族です。長い間、行ってみたいと思いながらも願いが叶わなかった北東部、ズールーランドに近い地域です。レギーネの本場、イ...
ストレリチア栽培の末端の作業はさておいて、最も基本的な事柄に目を向けてみようとするのが、この章のテーマです。 植物は自分の生まれ育ったというか、発生した地域の環境を身につけていますが、それを極端にいえば、「その環境、...
一般の人はストレリチアを一鉢しか手に入れませんから、その株ですべてを判断するしかありません。ところが私のような育種家は集団として扱いますから見方が少々、違います。 個体としてだけでなく、その系統によって集団としても差...
タケノコの季節がすぎると竹の新芽が急激に伸び始めました。一日に何十cmも伸びることはストレリチア研究家にとっては信じられない現象です。何しろ私が相手をしている植物は1日2,3mmしか育たないのですから。 生長の早い植物...
移植時の痛みが、地植えの場合は極端です。ストレリチアは移植、株分けをいやがるのではないかと思うほどです。 地植えでは掘り上げると、大抵は株分けすることが多くなります。この時、普段、栽培に手が掛からず、楽をしてきたツケ...
人とストレリチアとの関係の話です。ストレリチアが好きだからこそ、栽培しているのが愛好家なのですが、それでも、どの程度の感覚で相対しているかは人によって様々です。 大きく分けて4種類になりましょうか。 1.は、毎日の...
ストレリチアを地植えした場合、雨量が多すぎても、少しぐらいは我慢してくれます。でも短期的には、しのいでくれても、長く続けることは決していいことではありません。ストレリチアは500mmの雨量に合うように生活様式が構成され...
ストレリチアの庭園植えを見かけることが多くなってきました。一つだけ気になることがあります。それは、大抵が平らな土地へ,そのまま植えていることです。 ストレリチアの自生地の年間降水量は500mmであるのに対し、我が国では...
その時々を背負って活躍するストレリチアもスターが代っても不思議はありません。 当る、当らないは兎も角、今後を予想してみましょう。 今まで長い間、ストレリチアを代表してきたのはレギーネでした。今後も評価が下がることは...
前章の続きです。充実の度合いの判定は難しいことではありません。慣れることが第一ですから。この差は種による違いもあるようです。レギーネよりはジャンセア、パービフォリアに強く表われるようです。ジャンセアはレギーネよりは厳し...