ストレリチア秘話No.579 揺れ動くストレリチアの評価

 私が毎日、会いに行くストレリチアの中に二株のジャンセアがあり、その評価が日によって変わるので困っていました。それは、ジャンセア ユイテンハーグの交配から生まれた株です。ところが、この親は遺伝の力が弱いらしく、自分に似た...

ストレリチア秘話No.578 ストレリチアの「あこがれのモデル」

 創出が望まれる現代のストレリチア世界に欠けているもの、それは、お手本となるような理想像が未だにどこにもない、ことではないでしょうか。  「あるところで見ました。ああいう素晴らしいストレリチアを我が家に置きたい。育ててみ...

ストレリチア秘話No.577 ストレリチアは少しは無理が利く

 ストレリチアは頑固だとはいっても、そこは生きている生物ですから少しは無理が利きます。そこが機械のような無生物と違うところです。  正月を間近に控えた暮れはストレリチアの切り花が一番、必要とされる季節です。そこで、どうし...

ストレリチア秘話No.575 ストレリチアは働いてくれるか?

 今回は珍しく商業的な小話です。或る人が私に質問してきました。  「私は少しストレリチアを集めました。いつになったらお金になるでしょうか?」と。言葉には出さなくても、似たような想いを抱く人は、他にもいることでしょう。私は...

ストレリチア秘話No.573 落ち着いた平和な原生に生きる、自生のストレリチアと戦いに明け暮れる戦国時代に生きる、栽培ストレリチア

 厄介な雑草を退治しましたので、これで一安心。いやいや、そうはいきません。新顔がすぐに侵入してきます。だから、また、繰り返さなければならなくなります。  「そんなの、いやだ」  という人がいたら、その人はストレリチアと付...

ストレリチア秘話No.572 ストレリチアと雑草 その2

・ニラ  畑で野菜として栽培されていたのが、いつのまにか雑草化していたのです。このように地域によって雑草も違ってくるようです。それでも、やっと雑草を退治しても、気がつくと別の雑草が取って代わっていた、というように主役の入...

ストレリチア秘話No.570 生き物を相手とする喜びとつらさ

 私はストレリチア栽培を初めは趣味としてスタートし、途中から本業に切り替えました。  従って、このような経過を辿った人物にはありがちな性癖を持っています。それは、未だに趣味と仕事の区別が付かず、頭が混乱したままです。「甘...