ストレリチア秘話No.649 ストレリチアの入手と価格の問題
私の所ではストレリチアの販売も仕事の一部ですから価格の問題にも、いつも悩まされています。勿論、買う側のお客さんにとっては最大の心配事でしょうが、売る方にも株によって、様々な事情を抱えていますから一様ではありません。普通...
私の所ではストレリチアの販売も仕事の一部ですから価格の問題にも、いつも悩まされています。勿論、買う側のお客さんにとっては最大の心配事でしょうが、売る方にも株によって、様々な事情を抱えていますから一様ではありません。普通...
昔、オレンジ色しかなかった時代のストレリチアは、中々、人の望み通りには動いてはくれず困ったものでした。それなのに近頃は改良が進み、ずいぶん働いてくれるようになって来ました。これは育種を仕事としている私から見ても驚く程で...
ここの所の秘話では、しきりに人とストレリチアとの関係を語っています。ところが、これは読んだだけで済むことではありません。どうしても気に入ったストレリチアと相見えなければ成就できないからです。 つまり、それにピッタリの...
前章にて人とストレリチアが関係し会うと述べましたが、ストレリチアすべてが同じペースではなく系統によっても対応に差があるようです。反応しやすいの黄色系で、昔からのオレンジ系は頑固なようです。生長の遅い矮性種は特に変化しに...
前章にて人とストレリチアには様々な結びつき方がありますから、自分に合った関係を見つければ良いと述べました。でも、それは全般についてでありまして、その中でも良し、悪しは当然、生まれてくるでしょう。ここでは、お手本にしたい...
私たち人類だって生物の一員です。生物とは弱い存在で、自分一人では生きてゆけないのです。ストレリチアを愛する人は、ストレリチアと親しく付き合う事は、必ずしも面倒をみてやっているだけではありません。何らかの形で私たちもスト...
これは、ストレリチア愛好家にとっては常時、迫られている重要問題です。何しろストレリチアは千差万別この上なく、しかも、美術品と同じように数字で表せるような規準があるわけではないからです。 私は、余り、詳しくはないのです...
前章の641号のつづきです。私の栽培場を訪れるお客さんが品種を選ぶの、仕事に迷うので困ると述べましたが、解消の方法は分りました。栽培場と販売場を一緒にしたのが良くなかったのです。数が多過ぎたのは栽培目的には有効であって...
私の仕事の重要な部分はお客さんにピッタリのストレリチアを見つけてあげることだと思っています。ところが、実は、これが大変に難しいことなんです。お客さんが自分にピッタリのストレリチアに中々出会えないのです。 原因は分って...
私は93歳、ストレリチアとの付き合いは60年を越えています。ストレリチアの寿命は千年、それなのにわたしたち人類は百年足らずしか生きられません。ストレリチアを栽培するとは10倍の寿命の相手に対しなければならないことなので...