ストレリチア秘話No.819 ストレリチアらしいストレリチアが登場してきました
育種家とは必ずしも美しい花だけを追い求めているわけではありません。今までになかったストレリチアを生み出したいと思っているのです。それは花だけに限りません。あらゆる分野が対象なのです。 2024年6月、ジャンセアゴールド...
育種家とは必ずしも美しい花だけを追い求めているわけではありません。今までになかったストレリチアを生み出したいと思っているのです。それは花だけに限りません。あらゆる分野が対象なのです。 2024年6月、ジャンセアゴールド...
2024年冬、ジャンセアゴールド優秀花の一鉢に花芽が4本出ているのを見つけて驚きました。この品種は、今まで、これほどの花立ちの良さをみせてくれたことがなかったからです。 この品種はジャンセアゴールド作出交配の第一号で...
植え替えはストレリチアのためだけにやるものだと思っている人が居たら、その人は、まだ初心者レベルです。それだけでは、未だ半分に過ぎません。後の半分は栽培者の評価がなされるのです。 2年間、上手に育てれば、根が鉢一杯に回...
ストレリチアは、少々、変った植物ですから、根の張り方にも一般の植物に異なる部分があります。普通、根は土の中に拡がります。ストレリチアも初めの内は同じなのですが、やがて突き抜けて、もっと下の土の無い部分にまで伸びてゆきま...
ストレリチアは南アフリカでは国花ですから、この花に対して国民は敬意を持って接しています。数多く見かけるからとて、馴れて、評価が低いことなどありません。ところが、私の住んでいる房総半島南部の一部では、ストレリチアの評価は...
ストレリチアは生育が遅いですから、普通は植え替えに追われることはありません。鉢植えでは2,3年おきが規準ですから、ゆっくりとしたもんです。 でも、これは開花株のことであって、苗から育てている育種家には、あてはまりませ...
植物の緑色といっても様々な変化があります。温帯の我が国も木は濃い緑の葉が多いのですが、アフリカ大陸の乾燥地帯の植物は純粋の緑色ではなく、灰色がかった緑色が多いようです。地中海性の乾いた気候のせいでしょうか、強い日光の影...
私たちは、自分がしているにも拘わらず、ストレリチアもしていることを忘れていることがあります。それは呼吸です。植物だって二酸化炭素を吸って酸素を吐き出していることは知識として誰でも知っています。でも、自分が無意識にやって...
ストレリチアも生物ですから冬でも夏でも一年中活動しています。生きています。だから相手をする私だって一年を通して歓心を失わないようにするのが当事者として当然なことなのですが、実は、社会の人々は、どうも、そのような反応では...
ストレリチア大型種の花の苞は太くて、丸く、豊かな感じなのに、無茎種の花は細く締まって先端は尖って直線的に構成されています。どちらが良いかは別として個性の違いを感じます。 大型種が産まれた頃は気候温暖で豊かで穏やかな生...