ストレリチア秘話No.775 植物の自生には人には伺い知れない秘密があるようです。 ストレリチアだって例外ではありません
南アフリカの自生地調査を始めた頃は、ストレリチアは、何と荒れ果てた土地に生きているのだろうという印象を持ちました。大きな岩がゴロゴロしていたり、土は赤茶けて小石混じりで、養分などありそうもありません。生きるには容易では...
南アフリカの自生地調査を始めた頃は、ストレリチアは、何と荒れ果てた土地に生きているのだろうという印象を持ちました。大きな岩がゴロゴロしていたり、土は赤茶けて小石混じりで、養分などありそうもありません。生きるには容易では...
九州のKさんがやってきて名品をさらっていきました。ストレリチアの名品は、それに相応しいところに落ち着いてこそ幸せといえるのではないでしょうか。 最高のストレリチアの一つともいうべきオレンジ プリンスザキングが嫁入りし...
これは、もう新しい話ではありません。20年も前、南アフリカの研究者からの連絡で、「昔からの古いストレリチアの自生地が消えてなくなっています。当時の写真を提供してもらえませんか」 とありました。やはり、くるべきものが来...
先日、やってきたお客さん。ストレリチアの庭園植えをしたいというので、地植えの堀上げなら安くできます、と答えたところ、『検討します」と帰りましたが、1ヶ月も過ぎても、やってきません。きっと実行に迷っているのでしょう。実は...
ここの所へ来て改めてジャンセアが大きく、ガッチリと育ってきたのに驚いています。 ジャンセアと付き合い始めてから30年以上にもなるのに、まだ、何もわかっていなかったのです。情けないこと、この上もありませんが、考えてみると...
今年は珍しく★★★★★星の優秀品種が3鉢も誕生してきました。すべてがジャンセアゴールドで、色彩に優れ、二鉢はストレリチアには数少ない紫がかった紅色のスカーレットと呼ぶべき色合いで、残りの一鉢は濃紅色クリムゾン色です。 ...
現代独特のキャラクターが求められている大勢のお客さんを相手にしていて、時の流れを感じています。昔のままを受け継いで居る人は相変わらずいますが、近頃の高度なレベルを望む人々の要求に応えるのは容易なものではありません。 ...
「このストレリチア、もっと安くなりませんか?」 「お客さん、そんなことをいうとストレリチアが腹を立てますよ。「私をそんなに粗末に扱うのと。お宝は、お宝らしく扱って上げて下さい」 これは、或る日、私とお客さんとのやり...
2024年の冬、春はストレリチアの花盛りでした。昨年とは大違いです。ストレリチアが変わったわけではありません。花が凍らないよう霜除けを多く設営しただけです。気候のせいにするわけにはゆかないでしょう。私が何をしたかの違い...
前章の変形版です。人生は出会いで決まります。ストレリチアとて変わりはありません。 二つとない素晴らしい品種と巡り会えたことで、深入りすることになる人もいれば、取り柄のない品種を手に入れたために愛想をつかして離れてしま...