二極とは、ストレリチアの受け止め方の極端な差を表わしています。片や、一方の大衆化は、一般の草花並みの評価で安く気軽に手に入れて楽しむ人々で、割合からいけば断然、多いでしょう。それだけに、こちらは品質の善し悪しは気に止めません。ストレリチアでありさえすればよいのです。
もう一方の種、高度化の人々は、普通のストレリチアでは満足しません。一般にみかけるストレリチアでは問題にならないのです。滅多にない、特殊な品種でないと相手にしない高度な審美眼で対応してくるのですから相手をするのは容易ではありません。この「秘話」の読者は、これだけ深入りした知識の持主ですから、レベルが高い方へ傾いていることでしよう。私は仕事上、この両極のお客さん相手にするわけですから、その都度、見分けないと間違いを起こしてしまいます。
そのような状況の中で2024年の春、オレンジ プリンスとゴールドクレストの最高品種が、とうとう嫌入りしてしまいました。それぞれが別の人物の元へです。このために「優秀品種一覧」では解説だけで、実物は入手不可能になってしまいました。価格の問題ではありません。いくら、お金を積まれても、一鉢しか残っていないのでは門外不出にするしかありません。両品種とも増えがよくないので、二つに株分け出来るのは数年後になるでしょう。
それでも、入手できるのは一人だけです。このように特殊な品種の入手は、お金の問題ではないのです。
このように二極に分れると、入手の方法にも大きな違いがあります。ストレリチア愛好家といえども、行動は同じではありません。

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