ストレリチア秘話No.514 ストレリチアの自家受粉は近親結婚と同じ
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
前の章に続いて原種と交配種の違いを見てみましょう。 人が、つい、ストレリチアを自家受粉で種子をつけてしまったのは、稲のように自家受粉の植物を思い浮かべた結果で何の不都合も感じなかったからでしょう。一方には、野菜のよう...
前に我が日本がストレリチアのトップレベルにあると述べましたが、それには、少々、解説が必要です。質が高いのは、トップクラスのオレンジ プリンスの切り花だけで、一般に出回っているストレリチアのレベルは、原産国、南アフリカに...
4, ジャンセア、パーヴィフォリアが現われる ストレリチアの主な流れとは別に、脇の方でも変化が起きていました。レギーネもパーヴィフォリアも、その存在は早くから知ってはいたのですが、私がレギーネの改良に集中していたため、...
現代、ストレリチアの最新の系統といえば「ジャンセアゴールド」でしょう。でも、いきなり、生まれ出たわけではありません。それは、長いとまではいえないまでも、ストレリチアが辿ってきた道の延長線の上にあるのです。 1, 初期の頃...
或る人が助けを求めて、ヒョロヒョロに痩せ衰えたストレリチアを連れてきました。様子を聞くと、冬ばかりではなく、一年中、室内に入れておいたとのことです。寒さを始めとする障害から守るための処置だった、とのことです。次に、別の...
「徒然草、」ではありませんが、花は盛りだけが鑑賞価値があるわけではありません。とはいっても、「わび、さび」の境地にまで達したことを述べようとしているわけではないのです。凡人のレベルで、花の美しさを見る範囲を広げようとし...
私は一年を通じてストレリチアと付き合っていますから、季節によって気分が変わるわけではありません。それぞれの季節に従って見せてくれるストレリチアに対しています。でも、大勢のストレリチア愛好家のお客さんを相手にしていますと...
ストレリチアに関わる人々が、どこに、どれだけいるか?見当も付きません。ストレリチアの専門書を出版していた頃は、購入者名簿を作っていましたから、或る程度の数と地域の分布がわかりましたが、遠い昔のことですから、現在は大きく...
南アフリカで撮影した写真を見直して、今更ながら、気がつきました。何百年も姿を変えていない自生のストレリチア。かたや、公園に植えられた人手の加えられた、数十年ぐらい経過した肥満、密生したストレリチア。どちらも同じストレリ...
私の所へはストレリチアに関しての質問や相談がよくきます。その内容も、栽培技術に関しての質問で、私も真剣に答えなければなら高度なものから、笑って済ませるレベルまで、さまざまです。数日前、一人の女性から、問い合わせががあり...