テレビで、大雪の被害の状況が報道されています。室内では、いくらストーブが働いていても温度が上がらず、寒さにふるえています。こんな寒さではストレリチアが凍ってしまうのではと、心配になるのですが、実は、ストレリチアは、この程度の寒さには耐えられるのです。雪は思ったほどは怖くありません。0度ではストレリチアは凍りません。雪降りの翌朝の凍結は、ちょっと心配ですが、大抵は何とか耐えてくれます。怖いのは着なのです。
12月末から1月にやってくる大寒波、しんしんと冷える晴天、無風の夜明け前の数時間。この時にやられてしまうのです。2月も中旬を過ぎてしまえば、もう、滅多なことでは、こんな日は巡ってきません。人が、いくら寒い、寒いと騒いでも、曇りや風の日なら、その程度の寒さはストレリチアにとっては大したことではありません。
一つ、心得ておかなければならないことがあります。それは、気象庁の発表する最低気温は、霜の当らない場所の外気であって、ストレリチアは、野天の地上であることです。その日の天候によって差がありますが、すくなくとも2~3度は低いと見なければなりません。
晴天なら放射冷却が起きますから、危険は増大します。従って、天気予報をみるには割引が必要です。4°Cぐらいまでは安全ですが、20~0°Cだったら、もう、実際には氷点下に下がると思わなければなりません。
さて、ここまで心得たとしても、それだけでは何の役にも立ちません。必要なのは、それに対する手立てを講じることです。どうするかは、他の章にゆずります。
