ストレリチア秘話 No.1 ストレリチアと出会う

クウレハ川自生地

初めてストレリチアと出会ったのが25歳の時、以来、65年、自生種、栽培種を合わせれば数十万株ものストレリチアを見てきたことでしょう。中には、「ああ、ストレリチアか」と軽く見過ごす*星以下の花もあれば、「おっ!」と、目が釘付けになってしまって、近づかずにはいられない*****星クラスの名花に出会うこともあります。

こんな花を見てしまったら大変です。毎日のように見に行き、枯れてしまうまで、1月以上も眺めずにはいられない日々が続きます。普通のストレリチアの花と違って、ブライト、つまり、輝くような色彩に、ふるいつきたくなるような魅力を感じて、胸がわくわくしてくるのです。あのサンバードが、この花に寄ってくるのは、こんな気分でないか、とも思えてきます。