ストレリチア秘話No.998 実はストレリチアは難しい植物だったらしいのです

 この世の中で楽にやれる仕事など、あるわけがありませんから、この章のテーマを不思議に思われても仕方ありません。私はストレリチアが専門ですから、この花に関係する人々のことが多く伝わってきます。

 各種の仕事は難しいものばかりですから、成功出来ない人がいても不思議はないのですが、その表れ方も様々です。ストレリチアの栽培は難しくありませんから、外から見れば何の問題がないように見えても、実態は、そうなっていないことがあるようです。その例をみるに、共通点があるようでして、最初のスタート時に、すでにストレリチアを普通の植物と同じだろうと思っている節があるような人が多いようですが、これに引き換え、成功している人々は「ストレリチアは不思議な植物だ」と受け止めている様子があるのです。どうも、この感覚の相違が明暗を分けているように思えてなりません。

 ストレリチア栽培の不成功は、負債を抱えて、どうにもならない様な、ハッキリした姿ではなく、何だか、よくわからないけど、どうにも思ったように進まない、と言う状況が多いのです。つまり、原因は根本にあるので、表面の繕いではすまないとみた方がよいでしょう。

 一方、成功者はストレリチアを不思議な植物だと思っているのですから、何が起きても驚きません。変化があれば喜びなのです。これは大変な違いです。

 私はストレリチアに魔法のような力が備わっているとは思いません。僅かな部分にしか違いがないのだから、それが分ってくれれば良い、と受け止めています。私達はストレリチアにテストされているのです。

「あなたは私と付き合えますか?」と。

 私は最近、ストレリチア栽培 3代目の方と知り合いました。ストレリチアも、やっと、この段階に差しかかったのですね。初代は、さっきから書いているように人物は「玉石混済」ですが、3代目の孫となると、厳しい篩いを潜り抜けた存在です。ああ、ストレリチアも、ここまで来たか、との感慨ひとしおです。