ストレリチアは年間、10ヶ月にわたって開花しますが、季節によって開花の速さがちがいます。これは気温の差によるものです。速くも、遅くもなく、順調な適温は20℃~25℃であると言えます。つまり、地植えでは秋と春の頃ですが、ハウス栽培や室内栽培では冬でも可能です
しかし、これも一日中、続いての温度が必要というわけではなく、数時間もあれば、その間に進行することが出来ますにで、そう細かい神経を使うことではありません。ハウス栽培の場合、夜間はギリギリ凍る寸前までの低温であっても、晴天の日中は十分な高温となりますから、真冬でも開花させることが出来るのです。
しかし、庭での露地植えでは、日中、10℃以下の季節は花を見ることは出来ません。極端な低温にさらされると、蕾が凍って花が死んでしまいますが、霜よけをして、保護すれば、開花が遅れるだけで、やがて、15℃に届く春になれば、待望の花が見られます。