ストレリチア秘話No.23 ストレリチアと人の相性 その3

 性急な人たちにも泣き所があります。その細かい神経を長続きさせることは容易ではなく、いつの間にか消えてしまうことも多いことです。私自身、せっかちな性分をタップリもっています。それでも長続きしているのは、どういうわけか、自分でもよくわかりません。

 人によって、こんな対応の差が起きるのは、ストレリチアと人間の寿命の違いにあるのではないか、と思います。人間の寿命は、せいぜい100年であるのに対し、ストレリチアは1000年以上、と10倍もの開きがあります。これは私たちの時間感覚では理解を超えています。ですから、のんびりした人は対応できなくなってしまうのでしょう。それに対し、性急な人は、ストレリチアの長い寿命を、なんとか、自分の短い寿命の中で処理してしまおうと急ぐのではないでしょうか、

 実は、私は「ストレリチアが私か、私がストレリチアか」区別がつかない精神状態の人物なのではないのか、とも思っています。勿論、私の人格すべてが、こうだというわけではなく、ストレリチアを相手にする時、こんな気分になることもある。つまり、やっぱり、これはタワ言です。

クウレハ川自生地