近頃は庭園づくりが盛んです。専門の植木職に頼めば、間違いのない作品が出来上がりますが、伝統から離れることなく、無難な出来上がりとなります。そこで、自分好みの出番となるのですが、今度は植物の都合を無視した扱いも出てきてしまいます
近頃はストレリチアを庭園に植える風潮も出てきています。ストレリチアが地植えできるのは、限られた地域だけなのですが、意外と成功することも多いのです。少々、寒いところであっても、ネットで霜よけすれば何とかなるのです。ストレリチアの栽培にとっては新しい分野の開拓で喜ばしいことです。また、寒さに強いぱパービフォリアやジャンセアが出回ってきたこともあるでしょう。
でも、中には首を傾げる場面を見ることもあります。ストレリチアは日当たり、水はけ、通風と、庭園の最高の条件の場所に植えられることが望まれます。それなのに、主の好みなのでしょう、脇役の場所に植えられているのを見ることもあります。そこでは、決してストレリチアは幸せそうには見えないのです。
「レギーネ 女王」は名前だけではないのです。誇り高い扱いをしてもらうことを望んでいるのです。そうすれば、ストレリチアは期待に背かない振る舞いを見せてくれるはずです。