ジャンセアの葉先は成熟すると枯れ込みます。慣れない人は気になって質問してきますが、これは、極く普通で、当たり前の現象です。なぜ、こんなことが起きるのか、まだ、分かっていません。普通の植物では、障害が起きたことを意味します。ストレリチアでも、レギーネは、肥料が強すぎた時などに起きます。それなのに、ジャンセアの常識では違うのです。
ストレリチアの花は前年の葉から出ます。まれに、その年の葉から出ることもありますが、3年前の葉から出ることはありません。私は、ストレリチアの花を切るときには、ついている葉も同時に切り落とします。花を終えた葉は、すでに役目を終えたとみるからです。
ストレリチアの葉は、1年、2年と働いて、3年で枯れてきます。こうして、いつも新しく、更新しているのです。これが長生きの原因だと思っています。
一般植物の常識とストレリチアには、少々、違いがあることを心得ておかねばなりません。