ストレリチア秘話No368 私の嘆きは先走り過ぎでした?
前の章で私はストレリチアの最先端は、ここまで来ているのに、社会のほうが一向に追いついて来ない、と嘆きましたが、それは少々、取り違えている、と今では反省しています。 以前、洋ランの無菌培養をやっていた頃、当時の先端技術...
前の章で私はストレリチアの最先端は、ここまで来ているのに、社会のほうが一向に追いついて来ない、と嘆きましたが、それは少々、取り違えている、と今では反省しています。 以前、洋ランの無菌培養をやっていた頃、当時の先端技術...
前の章でストレリチアの入手について述べましたが、今度は選ばれる側の優秀品種についてのお話です。やっとの思いで手にいれた優れものも、時がたてば、次のスターが登場してきて次席へと退かされます。これは「世の習い」ですから、ど...
私の所へいらっしゃるお客さんは二種類に分ける事が出来ます。その一つは欲しい品種がハッキリしていて、即座に選べる人です。もう一つは迷いに迷い、なかなか決められない人たちです。その場では決める事が出来ず、帰ってしまい、その...
今は、もう引退していますが、私は長い間、「道の駅」でストレリチアのお客さんの相手を手伝っていました。私の自宅が本園で、道の駅のストレリチアは分園のような存在だったからです。 田園地帯の花摘園ですから、犬を連れても入園...
私の仕事の中心はストレリチアの育種、改良です。毎年、次々と様々な組み合わせの交配を行っています。それでも困るのはストレリチアを相手にするには年数がかかることです。 先ず、種子を採るに一年がかりで、発芽の適温が巡ってく...
稲や麦の子供は親そっくりに生まれてきます。これは遺伝が人工的に操作されて「ホモジナイズ」(同一化)されているからです。野菜は「一代雑種」が多く、二代目を自家採種しても、親と同じ性能は発揮できません。一般の植物も親の遺伝...
ストレリチアの地植え、庭園植えが今後、多くなる見通しです。しかし、鉢植えより厳しい関門を潜らなければなりません。 1, 冬越しが可能な土地であること 2,ストレリチアが裸のまま冬越し出来る暖地は少なく、大抵は、何らかの...
3年前から「ふるさと納税の返礼品」として、ストレリチアを扱ってもらっています。私が直接、販売するのではなく、担当する道の駅へ納入するだけですが。有り難いと思うのは、世の中のストレリチアに対しての動向が客観的に分かることで...
ストレリチアの素晴らしさを世に広めるのが私の使命と思っています。そこで、これこそは、と思うストレリチアを世に送り出すのですが、それが活躍する姿に目にすることは少なく、逆に、こんなストレリチアは早く消えてもらいたいと思う...
それは生まれる確率が低く、数が少なく、希少品だからです。スポーツ、高校野球で言えば、先ず、地区予選で勝ち残り、代表の座を獲得しなければなりません。やっとの思いで甲子園に出場し、次もまた、予選、準決勝、決勝と勝ち抜かなけれ...