ストレリチア秘話No.117 ストレリチアと共に生きる その3「究極ではない?」
ストレリチアの栽培には、種子から養成する道があります。これも二つに分かれます。 一つは気楽にやってしまう道と、育種家が人生をかけてまでの厳しい道のりです。 草花や植木の種子を採って育てることは、よくやることで珍しく...
ストレリチアの栽培には、種子から養成する道があります。これも二つに分かれます。 一つは気楽にやってしまう道と、育種家が人生をかけてまでの厳しい道のりです。 草花や植木の種子を採って育てることは、よくやることで珍しく...
ストレリチアはアフリカ大陸の厳しい環境の中で生き抜くために、様々な戦略で対処しています。種子の発芽だけでも、他の植物とは違います。 ストレリチアを種子から養成するのは品種改良を目指す私にとっては大事な仕事の一つなので...
ストレリチアの種子は小豆粒ぐらいの大きさで頭に帽子のようなオレンジ色の毛のような房がついていて「仮種皮」と植物学上では呼ばれています。初めの頃は、この房は発芽に関係すると思われていましたが、ファン ダ フェンター博士の...
ストレリチアを種子から栽培しようとするには、遺伝学の素養が必要になります。ストレリチアは稲や小麦とは違い、果樹や野菜と同じだということをわきまえなくてはなりません 稲が風媒によって親と同じ子供が生まれるのは、同じ交配...
ストレリチアの自生地めぐりの中で、種子がこぼれ落ちて育った苗を見つけたのは3カ所だけでした。それも1年生の小さな苗だけで、育った中株を見たことはありませんでした。 ストレリチアは自分自身が何百年も千年も生きるので、子...