ストレリチア秘話No.827 ストレリチアも成熟した作物の仲間入りしたのでしょうか
来年の開花から交配しようと目指していたストレリチアの有望な親株と期待していた2品種が雄性不稔、つまり、花に花粉が出来ないことが判明しました。メシベの方は健全なので受け身として種子は出来るでしょうが、花粉親として大量の子...
来年の開花から交配しようと目指していたストレリチアの有望な親株と期待していた2品種が雄性不稔、つまり、花に花粉が出来ないことが判明しました。メシベの方は健全なので受け身として種子は出来るでしょうが、花粉親として大量の子...
夏はストレリチアの成長期です。毎日、大きく育っているはずなのですが、私には不満なのです。春、地植えから掘り上げて鉢植えにしたものの、古い葉はしおれたままで、一向に新芽と入れ変ってくれません。実生苗も育ってはいるのですが...
ストレリチア栽培で一番多い失敗は存在を忘れてしまうことです。技術の上下などの難しいことではありません。常識の範囲内のことがらです。つまり、植物を相手にしていることを忘れてしまうのですから最低レベルなのですが、実は、これ...
南アフリカには私の知る限りレギーネの黄色原種は数株在ります。ダーバン植物園の矮性種以外は皆、堂々とした優れた品種ばかりです。これらは皆、自然が生み出した突然変異に違いないのですが、その母体となったオレンジレギーネの数は...
私は数多くのストレリチアを育てていますが、その一鉢、一鉢が自分の作品だと考えています。 丁度、生け花やアレンジメントの作品のようにです。とはいえ、弟子入りして習ったわけではありません。作品に出会う機会あれば、できるだ...
これは以前からか書きたい思っていたことです。私は、この「秘話』でストレリチアの栽培について、あれ、これ、書いています。それを読んだ読者は、わたしが優れた技術の持ち主のように受け取るかも知れませんが、本人は、そうは思って...
植え替えはストレリチアのためだけにやるものだと思っている人が居たら、その人は、まだ初心者レベルです。それだけでは、未だ半分に過ぎません。後の半分は栽培者の評価がなされるのです。 2年間、上手に育てれば、根が鉢一杯に回...
ストレリチアは、少々、変った植物ですから、根の張り方にも一般の植物に異なる部分があります。普通、根は土の中に拡がります。ストレリチアも初めの内は同じなのですが、やがて突き抜けて、もっと下の土の無い部分にまで伸びてゆきま...
ストレリチアは南アフリカでは国花ですから、この花に対して国民は敬意を持って接しています。数多く見かけるからとて、馴れて、評価が低いことなどありません。ところが、私の住んでいる房総半島南部の一部では、ストレリチアの評価は...
ストレリチアは生育が遅いですから、普通は植え替えに追われることはありません。鉢植えでは2,3年おきが規準ですから、ゆっくりとしたもんです。 でも、これは開花株のことであって、苗から育てている育種家には、あてはまりませ...