これは高度な専門的内容なので、こんな知識は必要でない人が多いでしょうが記録として残しておきたいので書きました。
2年前から開花を始めた最新の糸統、ジャンセアゴールドに今まで4株の「雄性不稔」が現れました。これ程出るのは普通ではなく特別事態です。花の形は正常なのですが花弁に花粉が全然、出来ていないのです。メシベは健全ですから種子を付ける事はできても花粉が使えないのです。しかも、全部とはいわないまでも殆どが交配に使いたい優良系なのです、その中には花立ちの良すぎるのもあれば、矮性の名花もあって数を殖したいのに困っているのです。
種子は出来るので全然、不可能ではなくても数が限られてしまいます。
あわてて調べてみると、雄性の遺伝子「オルガネラ」が阻害するという説が出てきました。
阻害するからには、それなりの種が多く対象になるのでしょう。これ以上、あまり殖えてもらいたくないとの自然の意志でもあるのかと勘ぐりたくもなるほどです。今年は控えましたが来年は種子を付けようと思っています。
ストレリチアもだんだんと難しい段階に入ってきた感じです。
