ストレリチア秘話No.91 ストレリチアの葉と花の関係

 ストレリチアはまだ小さいときは、葉も小さく、短いので、1年間に5枚以上も葉が出ますが、生長するにつれて、大きく、長くなるため、少なくなり、成株になると、レギーネで、やっとで4枚、生長の遅いジャンセアでは3本です。  ス...

ストレリチア秘話No.90 ストレリチアの葉が丸まってしまう 

 こういう質問を受けることは珍しくありません。この場合は葉の大きなレギーネのことです。葉のないジャンセアでは起きる筈はありませんし、葉が小さくて硬いパービフォリアでは目立たないので気がつかないことが多いのです。  原因の...

ストレリチア秘話No.89 ストレリチアの流通 その2

 このようなルートで手に入れたストレリチアも、何年かすると、その実態が現れてきます。そこで性能の不足を栽培技術で対応しようとするのですが、これはどうにもなりません。そこで、この問題は、私の所へ持ち込まれます。だけど、私に...

ストレリチア秘話No.88 ストレリチアの流通 その1

 近頃のホーム センターに並んでいる植物、草花でも、観葉植物でも、相当に水準の高い品が並んでいます。昔を知る人にとっては驚くほどです。そこで、ストレリチアも同じだろうと思って手に入れる。この誤解が間違いの元となります。ス...

ストレリチア秘話No.87 ストレリチア分布の謎

 ストレリチアは謎の多い植物です。その謎を解いて栽培に役立てようとするのが私の役割なのですが、なかなか、そう、簡単には進展してくれません。ストレリチアの自生がどのように分布を広げていったのか、が、どうにもわかりません。 ...

ストレリチア秘話No.86 ストレリチア、その歴史上の評価

 ストレリチアは原産地の南アフリカ原住民のあいだでは、重要な植物としては認められてはいませんでした。量も少なく、実用上、有用な価値がなかったからです。それが、1775年、ジョセフ バンクスが派遣したフランシス マッソンに...

ストレリチア秘話No.85 ストレリチアは塩害にも強い

 私の住む南房総では、20年から30年に一度ぐらいに台風の向きによって海からの潮風によって塩害を受けることが起こります。勿論、ストレリチアも潮風を浴びるわけですが、台風が去った後、水をかけて洗い落とせば、他の植物ほどの被...

ストレリチア秘話No.84 ストレリチアは孤高の植物です?

 これは主にストレリチアを庭園に植える人に有益で、しかも、心すべきことでもあります。私の目指すのは、ストレリチアの本性、本質を探り、それを栽培に生かすことです。それには、自生地でのストレリチアの生き方に大きなヒントが隠さ...

ストレリチア秘話No.83 ストレリチアの栽培用具

 私はストレリチアの栽培を始めたばかりの20代の頃、神戸で買ったハサミを今でも持っています。丈夫で使い易かったので、重宝してきたのですが、さすがに60年もするとガタがきて、第一線からは退いています。それでも、まだ、使うこ...