ストレリチア秘話No.32 ストレリチアの根と根茎
ストレリチアの根と一般に思われている部分は、実は地下の茎、根茎なのです。本物の根は、そこから出ている細い枝とその周りに生えている根毛、ヒゲ根なのです。このヒゲ根はもろく、植え替え」時に土といっしょにポロリと取れてしまう...
ストレリチアの根と一般に思われている部分は、実は地下の茎、根茎なのです。本物の根は、そこから出ている細い枝とその周りに生えている根毛、ヒゲ根なのです。このヒゲ根はもろく、植え替え」時に土といっしょにポロリと取れてしまう...
ストレリチアを種子から栽培しようとするには、遺伝学の素養が必要になります。ストレリチアは稲や小麦とは違い、果樹や野菜と同じだということをわきまえなくてはなりません 稲が風媒によって親と同じ子供が生まれるのは、同じ交配...
ストレリチアの自生地めぐりの中で、種子がこぼれ落ちて育った苗を見つけたのは3カ所だけでした。それも1年生の小さな苗だけで、育った中株を見たことはありませんでした。 ストレリチアは自分自身が何百年も千年も生きるので、子...
この写真はジャンセア ゴールドで、花が出過ぎて困った株です。この系統は親株のジャンセア ゴールド2代目 パービフォリアの遺伝を受け継ぎ、花立ちの良いのが多いのですが、中でも。これは別格。まだ若くて、小さな株なのに、何と...
私は道の駅「大津の里 花クラブ」で長い間、ストレリチアのお客さんの相手をしてきました。その中で一番多かった質問がありました。 「私の持っているストレリチアは、何年も花を出してくれません。どうしたら良いのでしょう」 と。...
私は年間を通して大量のストレリチアを扱います。その中でも、ジャンセアを扱うときは、ホッとして気が楽になるのです。傷つきやすく、痛みの目立つ葉がないこと、無理な株分けをしても、そう、簡単には弱らないこと、つまり、扱いに気...
私は仕事柄、大勢のお客さんの相手をしています。皆さんのストレリチアに対する好みは様々です。堂々とした大柄な株を望む人もいれば、小柄でこじんまりとした可愛いものを喜ぶ」人もいます。花も、ストレリチアでありさえすれば良い人...
ストレリチアは害虫の被害は少ないのですが、それでも、やはり、少しはあります。先ず、アブラ虫 ですが、これは花につきます。蜜があるからです。指で潰せばよく、始末は簡単です。次はミノ虫です。困るのは発見がおくれることです。...
ストレリチアは丈夫な植物で、そうそう、簡単に枯れることはありませせん。冬、霜に当てた場合は別として、病気も殆どありませんし、水やりを忘れたからとて平気です。それなのに枯らしてしまう場合があります。やはり、弱点、つまり、...
性急な人たちにも泣き所があります。その細かい神経を長続きさせることは容易ではなく、いつの間にか消えてしまうことも多いことです。私自身、せっかちな性分をタップリもっています。それでも長続きしているのは、どういうわけか、自...