ストレリチア秘話No.644 あなたはストレリチアに何を望みますか?
私たち人類だって生物の一員です。生物とは弱い存在で、自分一人では生きてゆけないのです。ストレリチアを愛する人は、ストレリチアと親しく付き合う事は、必ずしも面倒をみてやっているだけではありません。何らかの形で私たちもスト...
私たち人類だって生物の一員です。生物とは弱い存在で、自分一人では生きてゆけないのです。ストレリチアを愛する人は、ストレリチアと親しく付き合う事は、必ずしも面倒をみてやっているだけではありません。何らかの形で私たちもスト...
これは、ストレリチア愛好家にとっては常時、迫られている重要問題です。何しろストレリチアは千差万別この上なく、しかも、美術品と同じように数字で表せるような規準があるわけではないからです。 私は、余り、詳しくはないのです...
前章の641号のつづきです。私の栽培場を訪れるお客さんが品種を選ぶの、仕事に迷うので困ると述べましたが、解消の方法は分りました。栽培場と販売場を一緒にしたのが良くなかったのです。数が多過ぎたのは栽培目的には有効であって...
私の仕事の重要な部分はお客さんにピッタリのストレリチアを見つけてあげることだと思っています。ところが、実は、これが大変に難しいことなんです。お客さんが自分にピッタリのストレリチアに中々出会えないのです。 原因は分って...
私は93歳、ストレリチアとの付き合いは60年を越えています。ストレリチアの寿命は千年、それなのにわたしたち人類は百年足らずしか生きられません。ストレリチアを栽培するとは10倍の寿命の相手に対しなければならないことなので...
ストレリチアと言ったってピンからキリまであるのですから、少なくとも愛好家なら、惚れ惚れするようなストレリチアを持ってみたいと思いませんか。 「そんな株ってあるんですか?」 と言う人がいたら、あきれて、ものがいえませ...
私が不思議に思うのは、私たち人類が長い歴史の中で何回となく或る植物に夢中になり、ときには社会全体まで巻き込んで大きな騒ぎを引き起こしてきたことです。一番ひどかったのは16世紀に起きたオランダのチューリップ騒動で、国中の人...
私はTV局や雑誌社の取材をうける度くたびに、よく聞かれました。 「あなたは、どういうきっかけでストレリチアと関わるようになったのですか?」と言う質問です。そのたびごとに私は困りました。マスコミ関係者にとっては、『こんな...
「秘話No.630」で現代のストレリチアの問題は古さと新しさが入り混じっていることで、この処理には時間がかかるであろうと述べました。しかし、私は楽観的にみているわけではありません。時代が新しくなったとはいえ、新しい人す...
前章 No.629にて、人がストレリチアと付き合うのは簡単ではないと述べましたが、その理由について、詳しく書きませんでしたが、それでは説明不足であることに気づきましたので、改めて深入りしてみようと思います。何しろ、これ...