ストレリチア秘話No.384 ストレリチアにも意外な育ち方をする季節があります。
ストレリチアは鈍重で、一日当たりは、ほんの僅かしか育ちません。そんな、のろまなストレリチアでも、一年のある時期だけは、驚くほどの成長をみせる期間があります。それは真夏の8月半ばから9月の彼岸当たりまでの約一月少々の間だ...
ストレリチアは鈍重で、一日当たりは、ほんの僅かしか育ちません。そんな、のろまなストレリチアでも、一年のある時期だけは、驚くほどの成長をみせる期間があります。それは真夏の8月半ばから9月の彼岸当たりまでの約一月少々の間だ...
ストレリチアは開発が遅れた花ですから、まだ解明されていない面が数多くあります。そのために具合の悪いことが発生しても、その原因が分からず、その対策が立てられないことが起きてくるのです。今回は、その一つを取り上げてみたいと...
私の栽培場は、以前はガラスの温室でしたが台風の被害に逢い、現在は露地で、冬は霜除け程度、夏は直射日光にさらす自然栽培です。ガラスは紫外線を通しませんから、温室内のストレリチアは伸び伸びと育っていましたが、現在の直射日光...
この章のテーマは「この株は、いったい、レギーネなんですか?それとも、パーヴィフォリアなんですか?それともジャンセアですか?」との疑問が、よく起きるんです。それに対する回答です。 ストレリチア無茎種は植物学上ではレギー...
ストレリチアの花は、鳥の頭を真似た、実に奇妙な形をしています。ファンは、これに魅せられてしまうのですね。いや、一番は人間では無くてサンバードです。花は彼らの食料である蜜を用意して待っていてくれるのですから。自然は、この...
「人類が強大な力を持ったために自然が破壊されている」と、よく言われています。しかし、ここでは、「自然は生かしてくれなかったのに、人類が生かしてくれた」ストレリチアについて語ろうと思います。それは、ドワーフ 矮性ストレリチ...
オレンジ プリンスもゴールド クレストも花茎が長く、多くの花がみな、葉よりも長く突き出ています。切り花として使うにも文句のない形質を備えているのです。ストレリチアがみな、こうなのではなく、花が葉に隠れるほどの短い系統...
草型の小さい矮性種は、すでにあります。ここでいうのは、花、そのものが小さいことを指しています。レギーネを始めとする無茎種ストレリチアの花は、苞の長さ約15cmで、大きなアレンジメントにも十分に使えるので、重宝されていま...
ストレリチアの葉は、幼いうちは年間、5,6枚も出るが成熟すると4枚となり、ジャンセアの場合は少なく、3枚程度となる。初年度の葉は、主に光合成に集中して働き、花を出すことは、まず無い。(ストレリチアの花は葉の根元から出る...
ストレリチアの花は開花後、晴天の日には蜜をだします。青紫色の花弁の根元が壺のような構造になっていて、そこに蜜がたまる構造になっているのです。サンバードは、そこへ、細く、やや湾曲した嘴を差し込んで蜜を吸うわけです。大抵の花...