ストレリチア秘話No.231 ストレリチアの葉の働きと寿命

 ストレリチアの葉は、幼いうちは年間、5,6枚も出るが成熟すると4枚となり、ジャンセアの場合は少なく、3枚程度となる。初年度の葉は、主に光合成に集中して働き、花を出すことは、まず無い。(ストレリチアの花は葉の根元から出る)花を付けるのは2年目の葉で、特別に花立ちのよい系統では3本(枚)特に良いもので2本、普通品で1本、花立ちの悪いものは0となる。私の所では、花を切るときは葉も同時に切ってしまう。花を咲かせたら、その葉は役割を終えたと観ているからである。勿論、その外側の3年目の葉が残っていれば切ってしまう。

 このように古い葉を常時、切り落として整理すれば、日当たり、風通しがよくなり、スッキリした姿となる。3年目以上の古い葉は株を守る働きぐらいだろうから、自然での過酷な環境なら、兎も角、人工栽培では必要はないと考えている。