ストレリチア秘話No.563 栽培のお手本は「たくましく生きる自生のストレリチア」
ストレリチアの栽培にあたっては、目的も無く、勝手に育つよう、放任しているわけではありません。私にはお手本があり、それは自生のストレリチアの姿なのです。そのイメージを追いかけて育てています。 最初に案内されたのはグラハ...
ストレリチアの栽培にあたっては、目的も無く、勝手に育つよう、放任しているわけではありません。私にはお手本があり、それは自生のストレリチアの姿なのです。そのイメージを追いかけて育てています。 最初に案内されたのはグラハ...
以前にストレリチアは捨てられ、放置されても生き残る、と述べたことがありました。私たちから見ると、とても生きてはゆけないだろうと思う場面であっても、なんとか切り抜けることが出来るのは、ストレリチアにとっては、昔から、何回...
これはストレリチアの植え替え時に必ず持ち上がる重大事です。ストレリチアの根は二重の構造になっています。まずは、地下茎(貯蔵庫であって、根ではありません)が伸びて、その上に枝根が出て、その先に毛根(これが本来の根)がつき...
テレビで、大雪の被害の状況が報道されています。室内では、いくらストーブが働いていても温度が上がらず、寒さにふるえています。こんな寒さではストレリチアが凍ってしまうのではと、心配になるのですが、実は、ストレリチアは、この...
我が家のストレリチア圃場は、いつでも過密状態です。少しばかり売れて減ったところで焼け石に水で、すぐに、また、いっぱいになってしまいます。日当たり、風通しを良くしなければ、と思いながらも、ギリギリの間隔で鉢を並べてしまう...
私のストレリチア圃場の一角には、捨て場があります。毎年、不要とされたストレリチアが捨てられ、積み上げられます。ストレリチアは丈夫な植物ですから、捨てられても、すぐには枯れません。1年目は半死半生の状態で、2年目に、よう...
ストレリチアの栽培は、時として間違いを生みます。これは栽培技術が手品のように熟練を要する難しさではなく、感覚の違いによる誤解から来ることが多いようです。私たち日本人は、東アジアモンスーン地帯に生まれ育っていますから、雨...
前の章でストレリチアの地植えの間隔について述べました。その誤りの元は将来のストレリチアの姿が想定できていなかったことにあると思っています。今回は鉢植えを取り上げてみましょう。 ストレリチアに限らず、植物を鉢に植えるに...
ストレリチアの鉢植えは移動自由ですから間隔は問題になりませんが、地植えの場合は大問題です。なにしろ、一度植えたら最期、問題が起きたからといっても、掘り上げ、移植は簡単ではないからです 私は、約30年前、或る観光摘み園に...
前の章で、何の役にも立たないようなことに関心を寄せるご苦労様な人物のことを書きました。ところが、よく考えてみると、ここに重要なポイントが潜んでいるようです。以前の章で、ストレリチア栽培では、最初の頃は意欲が高くても、次...