ストレリチア秘話No.516 ストレリチア栽培の究極の極意は「好奇心」にあり
前の章で、何の役にも立たないようなことに関心を寄せるご苦労様な人物のことを書きました。ところが、よく考えてみると、ここに重要なポイントが潜んでいるようです。以前の章で、ストレリチア栽培では、最初の頃は意欲が高くても、次...
前の章で、何の役にも立たないようなことに関心を寄せるご苦労様な人物のことを書きました。ところが、よく考えてみると、ここに重要なポイントが潜んでいるようです。以前の章で、ストレリチア栽培では、最初の頃は意欲が高くても、次...
昨年、ストレリチアジャンセアの種子を播いて約600本の苗が出来ました。それを少しでも早く大きく育てようと、秋、鉢から抜いて地植えにしたのです。少し早いなと思ながらも、冬が来る前には、しっかりした苗に育つだろうと期待しての...
これは、ストレリチアにとって、最も基本的なテーマです。しかし、数千万年も前に起きた出来事であり、しかも、人間とストレリチアの間にはコミュニケーションの回路がありませんから、話を聞くことが出来ません。結果として、推論する...
今まで私は、これでもか、これでもかとストレリチアの美点、特徴を挙げてきましたが、それでは不十分なことに気づきました。今まで注目していたのは、単純な一つづつの条件ばかりでしたが、実は、もっと複雑で、奥深いものではないかと思...
私は毎日、栽培場のストレリチアに会いに行っています。行って何かをする目的があるわけではありません。行かずにいられなくて、自然に足が向いてしまうのです。ですから、行っても何もしないで、ただ座って、ぼんやり眺めているだけで...
ストレリチアの特徴を表現しようとして、何を取り上げても、表現しきれない不満が残ってしまうのは、一つの条件だけで済まそうと思うからではないかと気がつきました。ストレリチアの魅力は多面的であり、様々な条件の集まった総合的な...
ストレリチアの授粉をしてくれるのはサンバードです、この鳥はストレリチアの何に惹かれて近寄ってくるのでしょうか?広々とした草原の中で目立つオレンジ色の花でしょうか。それも一つの理由かもしれません。同じように訪れるアロエの花...
世に誕生花、誕生月の花があるようですが、なぜなのか、の根拠はあいまいで、作者もわかりませんから、その信頼度は低く、まあ、お遊びとして扱われていることが多いようです。 それに引き換え、相性花は滝井康勝氏の提唱によるもので、...
今回は堅苦しさから離れて、気楽な、とりとめも無い話しです。それでいて、ストレリチアから離れようとはしないのですから、背負った「業(ごう)」は、なかなかに深い、と自分でも苦笑いしています。 私の仕事柄、扱う花の名称は、...
我が国でのストレリチアの分類上の表現が統一されていないようにみえますので、ここに現代の植物分類学上でのストレリチアを整理してみようと思います。 亜科、亜種、変種は項目だけでいまのところ、存在はありません。また、これら...