ストレリチア秘話No.952 同じようなことをしても 片や労働 片や楽しみ(その1)

 2024年8月下旬、暑い日中を避けて栽培場を往復しています。一つは開花大株の運び出しです。売れたので外へ出さなければなりません。もう一つは、空いた席を埋めるために、養成中の大苗を外の置き場から運び込むことです。

 開花株は一度に一株しか運べません。大きくて重いのです。でも優秀花であり、既に花芽が出ていますから、普通だったら楽しい作業でしょう。ところが、私にとっては苦痛な労働なのです。花芽が付いていても、今まで何回も見ていますし、それに数が多いので大変なのです。

 反対に、未開花大苗を運ぶのは楽しくてなりません。一度に2鉢運べるのは別にして、新しい置き場が出来て嬉しいのです。未開花株ですから、中には期待外れも混じっていることでしょう。それでも、未だ若いですから開花は2、3年後になってしまいます。でも、その中から、どんな名花が現れ出るか、期待に夢が働くのです。

 同じような行動でありながら、片や、苦痛な労働であり、もう片方は夢を持たせる喜びなのです。しかも、これを、どう解釈するかは人次第、というところが面白いのです。