夏の酷暑も過ぎ去り、涼しい季節が巡ってきました。私の好きなストレリチアシーズンです。面白いことに暑さは過ぎたのに、ストレリチアは生長の真っ盛りです。最後の仕上げをすべく懸命です。一年の内で、この季節が一番生長するのではないでしょうか。それなのに人の方が気づかないことが多いようです。普段、ゆっくりした成長ぶりですから、いつもと同じだろうと思い込んでしまい、後になって、こんなにも育っていたのかと驚くのです。
人の感覚などは、全く、当てになりません。
株の生長だけではありません。花芽が出てくる季節でもあるのです。これも、不思議なことに出たときは気づかず、後になって発見することが多いのです。ただし、これは花立ち優秀個体を持っていないと体験は難しいでしょう。
このように面白い変化が起きる季節ですが、植え替え、株分け、その他の栽培作業は禁物です。この季節にやってしまった失敗が多いのです。無理な処置は、後から取り返してくれる成長期にやらなければなりません。秋は生長が停まってしまう季節を目前に控えているのです。無理はさせず、そつとさせておくのがよいのです。同じ事をやっても、初夏と秋とでは結果が断然違ってしまいます。
充実の季節は、眺めて楽しめば良く、余分な手を加えることは控えるのです。
