ストレリチアが売れて席が空いたので、そこでまた、引っ越し作業が出来るので楽しみです。考えてみると、私の一年の作業の中ではストレリチアの移動が大部分を占めているのに気がつきました。
一番、多い原因が季節の差です。夏は、どこへでも置けますから、条件の良い所へ引っ越し、冬になると、寒さが避けられる場所に戻します。これを毎年、繰り返しているのです。
そればかりではありません。混みすぎれば隙間を空けてやらなければなりませんし、席が空けば埋めなければなりません。このように一年の作業が進行しているのです。つまり、栽培とは最良の場所への移動なのだと言えないこともありません。
植物は、根が張って移動出来ないのが原則です。でも、それには理想とする場所が見つかって、「終の住み家」が決まらなければなりません。そこで植物は、あらゆる場所に種子を撒き散らし、理想的な「住処」を探しているのです。私が見てきたストレリチアの自生地は自然が選んだ結果ですが、私達は人工で、それをやり、「栽培」と呼んでいます。
私が、一年中,移動を繰り返しているのは、その表われなのです。しかも、理想を追いかけますから、つきづきとキリなく追いかけるのは仕方後りません。ストレリチアに最高の場所を選んでやろうとしてしているからなのです。
