ストレリチアでは1番デリケートなのは花です。それだけに、年により、季節により、置かれた環境により、僅かな表現の差が表われます。その品種の個性の範囲内ですから、そう大きな違いではないのですが、それでも特性から、少しでも、はみ出していると品が違うのではないかと言われそうで気になるのです。優秀品種ほど長所が注目されますから、少しのずれも指摘されかねません。生命のない固形物なら安定していますが、生きた植物は、いつも、そっくりではなく、少しは揺れ動きが避けられません。
花の色を構成する色素も、その年の気候によって生成に影響が出ます。開花期の気温によっても表現の違いが出ますから、毎年、そっくり同じにするのは難しいのです。それなのに、この品種は、こうです、との解説は付いて回ります。そこで、その解説が、その品種の最高状態を表わしたものだと困ってしまうことも起きるのです。ほどほどの控えめな表現をしておけば間違いないのですが、どうしても大げさになりやすいのです。
私の所は、優秀品種が多く置いてありますから、いつも、今年は、どう出るだろうか、と気になります。良い品を持つのも楽ではありません。
