ストレリチア秘話No.1147 期待を運んでくる季節「秋」

 ストレリチアは一年中、姿が変わらず、季節感がないように見えますが、実態はそうではありません。秋は秋なりに季節の変化を伝えてくれています。わずかな数しかない場合は、なかなか気がつかないでしょうが、私の所は数も多く、系統もいろいろとありますから、小さな変化でも経過が拡大されて、よく見えるのです。

 秋は、秋らしさを表現するのは早咲きの花ぐらいで、大部分は夏の締めくくりと、冬への移行です。気温が下がったので、もう、生長も停まったろうと思いきや、しばらく日数をかけてみると、その間に生長を続けていたのを発見します。若い苗は生長を止めません。さすがに度合いは低くなっていますが、まだ育っていたのかと驚くのです。そうこうしている内に冬咲きの花芽が多く伸び出しています。そのスピードが意外と早いのです。10日もすれば、大げさな表現をすれば林立するほどです。これらは、やがてくる冬の開花を期待させてくれています。遅咲きの花芽は、まだ、顔を出したばかりですが、超遅咲きは、まだこれからです。

 このように栽培場は今、秋の状況を表現してくれています。