ストレリチア秘話No.419 ストレリチア第二世代の特徴
毎日、ストレリチアを眺めていると、いろいろなことが思い浮かんできます。これは、その一つです。古くからのオレンジ色系のストレリチアと比べると、黄色種の遺伝が入った系統とは肌合いが違ってきているように思えます。この差が分か...
毎日、ストレリチアを眺めていると、いろいろなことが思い浮かんできます。これは、その一つです。古くからのオレンジ色系のストレリチアと比べると、黄色種の遺伝が入った系統とは肌合いが違ってきているように思えます。この差が分か...
ストレリチアの花の評価は1本の花を見るだけでも事足りますが、実は、他にも方法があります。それは5,6本、いや、もっと多くてもよいのですが、まとめて花瓶に活けてみることです。ちょっと贅沢ですが、やれないことでもないでしょう...
ずっと前、「黒いバラ、黒バラ」が現われて話題になったことがありました。花の世界では色彩の濃さを追い求める傾向が一部にあります。栽培量の多いバラでは特に望まれていたようです。暗黒に近い色に妖しい美しさを感じるからでしょう...
今まで私は、この問題にふれるのを避けてきました。それは微妙に難しく、私の手には負えないと思っていたからです。しかし、ここのところへ来て、考えを改めました。例え、難しくても、関わっている以上、避けて通るわけにはいかないと。...
我が国でのストレリチアの分類上の表現が統一されていないようにみえますので、ここに現代の植物分類学上でのストレリチアを整理してみようと思います。 亜科、亜種、変種は項目だけでいまのところ、存在はありません。また、これら...
ずいぶんと硬く、難しそうなテーマです。でも、例え、自ら交配、育種にかかわっていなくても、自分の持っているストレリチアについての理解が深くなりますから、我慢して下さい。 「ストレリチアは頑固な植物です」 これはストレリ...
一口にストレリチアは強健であり、成育に年数かかる、などと言われますが、これは全体をひっくるめた言い方であって、詳しく見れば、1株、1株に僅かながらも違いがあります。 これが集団となった系統ではハッキリとした個性となって...
2022年12月のことでした。ジャンセアゴールド実生株の集団の中の一株から花芽が顔を出してきました。この系統は遅咲きが珍しくありませんから、少しも不思議はありませんが、よく見ると草型が、やや小柄な矮性なので、これは面白...
それは生まれる確率が低く、数が少なく、希少品だからです。スポーツ、高校野球で言えば、先ず、地区予選で勝ち残り、代表の座を獲得しなければなりません。やっとの思いで甲子園に出場し、次もまた、予選、準決勝、決勝と勝ち抜かなけれ...
この章のテーマは「この株は、いったい、レギーネなんですか?それとも、パーヴィフォリアなんですか?それともジャンセアですか?」との疑問が、よく起きるんです。それに対する回答です。 ストレリチア無茎種は植物学上ではレギー...