ストレリチア秘話No.554 人とストレリチアの寒さに対する感覚の違い
テレビで、大雪の被害の状況が報道されています。室内では、いくらストーブが働いていても温度が上がらず、寒さにふるえています。こんな寒さではストレリチアが凍ってしまうのではと、心配になるのですが、実は、ストレリチアは、この...
テレビで、大雪の被害の状況が報道されています。室内では、いくらストーブが働いていても温度が上がらず、寒さにふるえています。こんな寒さではストレリチアが凍ってしまうのではと、心配になるのですが、実は、ストレリチアは、この...
我が家のストレリチア圃場は、いつでも過密状態です。少しばかり売れて減ったところで焼け石に水で、すぐに、また、いっぱいになってしまいます。日当たり、風通しを良くしなければ、と思いながらも、ギリギリの間隔で鉢を並べてしまう...
私のストレリチア圃場の一角には、捨て場があります。毎年、不要とされたストレリチアが捨てられ、積み上げられます。ストレリチアは丈夫な植物ですから、捨てられても、すぐには枯れません。1年目は半死半生の状態で、2年目に、よう...
ストレリチアの栽培は、時として間違いを生みます。これは栽培技術が手品のように熟練を要する難しさではなく、感覚の違いによる誤解から来ることが多いようです。私たち日本人は、東アジアモンスーン地帯に生まれ育っていますから、雨...
前の章でストレリチアの地植えの間隔について述べました。その誤りの元は将来のストレリチアの姿が想定できていなかったことにあると思っています。今回は鉢植えを取り上げてみましょう。 ストレリチアに限らず、植物を鉢に植えるに...
ストレリチアの鉢植えは移動自由ですから間隔は問題になりませんが、地植えの場合は大問題です。なにしろ、一度植えたら最期、問題が起きたからといっても、掘り上げ、移植は簡単ではないからです 私は、約30年前、或る観光摘み園に...
前の章で、何の役にも立たないようなことに関心を寄せるご苦労様な人物のことを書きました。ところが、よく考えてみると、ここに重要なポイントが潜んでいるようです。以前の章で、ストレリチア栽培では、最初の頃は意欲が高くても、次...
ストレリチアの良さは栽培に手が掛からないことにありますが、それでも、まるっきり放任してよいわけではありません。特に、ストレリチアが望まない環境に置いた場合は、その取り返しをしてやらなければなりません。 ハウス栽培や冬...
生物が生きるとは、生存のための活動の連続とでもいえましょうか。ストレリチアの生命維持活動を手助けすることが栽培なのだと言い換えることもでます。ところが、この活動は幅広く、数多くの条件に支えられていますから複雑です。それ...
或る人が助けを求めて、ヒョロヒョロに痩せ衰えたストレリチアを連れてきました。様子を聞くと、冬ばかりではなく、一年中、室内に入れておいたとのことです。寒さを始めとする障害から守るための処置だった、とのことです。次に、別の...