ストレリチア秘話No.512 ストレリチアに葉水を
ストレリチアの良さは栽培に手が掛からないことにありますが、それでも、まるっきり放任してよいわけではありません。特に、ストレリチアが望まない環境に置いた場合は、その取り返しをしてやらなければなりません。 ハウス栽培や冬...
ストレリチアの良さは栽培に手が掛からないことにありますが、それでも、まるっきり放任してよいわけではありません。特に、ストレリチアが望まない環境に置いた場合は、その取り返しをしてやらなければなりません。 ハウス栽培や冬...
生物が生きるとは、生存のための活動の連続とでもいえましょうか。ストレリチアの生命維持活動を手助けすることが栽培なのだと言い換えることもでます。ところが、この活動は幅広く、数多くの条件に支えられていますから複雑です。それ...
或る人が助けを求めて、ヒョロヒョロに痩せ衰えたストレリチアを連れてきました。様子を聞くと、冬ばかりではなく、一年中、室内に入れておいたとのことです。寒さを始めとする障害から守るための処置だった、とのことです。次に、別の...
これも高等技術の一つといえましょう。ストレリチアの鉢植えには一年を通じて水やりがついて回ります。一見、同じことの繰り返しのように見えますが、実は、夏と冬とでは違いがあるのです。回数の多い、少ないだけの単純な問題だけでは...
「ストレリチア秘話」も500号を越えましたので、ここで一区切り、ストレリチアの栽培についてのまとめをしておきたいと思います。 栽培とは、その植物が持つ能力を最大限に発揮させる技術ですが、それも、その植物の特性によって様々...
白然の掟から離れたストレリチアは、野放図な生長に走るから、何らかの規制が必要ではないか、というのが前章でした。そこで代わりに取り得る技術の一つが剪定です。ストレリチアには枝がありませんから、整理して切り落とすのは、葉、...
前章からの続きです。今まではストレリチアが人工栽培では野放図に生きやすいことを主に栄養面からみてきましたが、どうも、それだけではないのではないか、というのが、との章です。 ユイテンハーグのジャンセア自生地は南北に道路が...
前章の続きです。ことは簡単ではありませんが、やれないことではないでしょう。一番の原因は肥料にあります。今までのストレリチア栽培では、肥料についての考えが、ただ、やれば良い、で単純過ぎたように思います。 第一には、施肥は...
植物の根の張り方は種によって様々ですが、それでも大抵は、標準ともいえる範囲内に収まっています。例えば木のように、枝の先端辺りの下ぐらいまでが、主な活動範囲であるようにです。しかし、ストレリチアは、この常識を遙かに超えた...
どんな分野にも、たいてい、何らかの迷がついて回ります。ストレリチアにも勿論です。 正しい、基本的な情報が広まっていない分野ですから、なおさら、呆れた迷信には事欠きません。これは、その中の一つで、我が国、日本だけの現象...